グレート・リセット〜狂気からの目覚め〜

このコロナ騒ぎが始まってから少し残念に思っていたのは、いわゆる非二元のティーチャーたちがこれほど世界規模の大騒ぎに何も言及していなかったことです。

もちろん、非二元の観点からすれば、この大騒ぎも生まれては消えてく幻想であり、究極には何も起きていない夢物語です。それはある意味、究極の救いとも言えるでしょう。しかし、世界を巻き込むストーリーのエネルギーはものすごく大きく、私たちは全身全霊巻き込まれ、思いや感情に完全に支配されがちです。

ので、一切触れずにいてくれることは、ある意味「正気な場所」を思い出させてくれ、そこはで心静かに過ごせる唯一の場として非常に大切です。

ですが、一方で「正気な場所」と「騒動でめちゃくちゃな世界」と二つに分けられないということがまさに非二元(二つに分けられない、二つではない)なわけで、現象の世界で起きていることをまったく無視することもできないわけです。

そんなところに!なんと、エックハルト・トールがラッセル・ブランドというイギリスの有名なコメディアンのYouTubeチャンネルにゲスト出演していたのです。

タイトルは、”グレート・リセットが起きる”

その前にまず個人的に、私はコロナの初期からデータが示すコロナとマスコミと政府、医療界が騒ぐコロナのギャップに驚きと憤りを感じていました。先ごろ日本の財務省がまとめたデータでも、重症化率、致死率ともインフルエンザよりも低いと出ています。(文末のリンク参照)

また死者の平均年齢が世界的に80代というデータがある中、子供たちに一番我慢を強いるような施策がマッチしないし、施策自体が人間の自然体に反するものが多いことに懸念を感じていました。

しかし、そんな声を出そうものなら(FBにはちらほら投稿していましたが)、バッシングの嵐や陰謀論者のレッテルを貼られてしまう傾向が強くがあった(ある)と思います。

そんな状況の中エックハルト・トールの言葉にはとても勇気づけられたのです。動画から下記にポイントを並べてみます。

・今起きている多くのことはあまりに狂気じみているから、それに対して疑問を持つ必要性がある。だが、腹を立てたり、攻撃的になる必要はなく、好奇心に留まること。あなた(ラッセル・ブランド)は人々を目覚めさせることへ大きく貢献している。もし、メディアがあなたを陰謀論者と呼ぶなら、それは良いサインだ。そう呼ばれるならあなたは正しいことをしているに違いない。

・狂気が集合意識のなかで増え続け、人類のかなりの多くの人が集団的精神病状態に陥っている。しかし、こういうことは人類史上起きるもので、今危機的な動乱に突入しているものの、一方で何千年と続いてきた自我の状態から抜け出す大きなチャンスでもある。

・グレート・リセットが起きるが、これはある一定の団体(国際経済フォーラム WEF)が計画しているようなものではなく、多くの人が目覚めてきているため、彼らが驚くようなまったく違うグレート・リセットを私たちは経験するだろう。

・疑問を持つときに一定のグループや誰かを悪魔化(悪魔のように悪い間違った人たちとして見ること)してしまうと、あなたも同じレベルの意識にとどまってしまう。彼らが現実だと思っていることを否定せず、耳を傾けること。そして彼らに質問を投げかけることが大切。

・政治家やメディアがやっていることは、丁寧に言えば“眠っている(無意識)”、直球で言えば、これ以上にない愚かさ。大学の学位は持っているかもしれないが、知恵がまったくない。知恵とは、一つのことを攻撃することに集中するあまり(コロナだけに集中した対策をするあまり)、その結果がもともとの状態より経済的にも心理的にももっとひどい状態をもたらすようなことはしない。

・コロナ禍は、計画されたものであると言う声があるが、私に言わせれば、それらの人たちは、無意識で非常に愚かだということだ。頭は良いかもしれないが、知恵がない。知恵とは気づきの意識から生まれる。知恵が伴わない知識は、逆に危険で自己破壊的である。

・コロナ禍などの出来事の背景に利権をもったグループが背後で操作していることは疑いないだろう。しかし、彼らはあまりに無意識で自分が何をやっているのか分かっていないのだ。イエスが十字架にかけられたとき言った言葉通りである。神よ彼らを許し給え、自分たちがなにをやっているのか分かっていないのだから。

ポイントだけ書くつもりが、良いことばかり話しているので、けっこう訳してしまいました(笑)。

さて、エックハルト・トールが言う「狂気じみた中で疑問を持つこと」「腹を立てたり、攻撃しないこと」という点を見てみれば、感染対策はやり過ぎではないか?という「疑問を持つこと」自体が許されない、怒りの攻撃に合ってしまうことが狂気だと思うのです。

狂気というのは、感情に支配され、自分と違う観点を許さず、攻撃し、抑圧してしまうことだとしたら、実はこれは人間がずっとやってきたことでしょう。それが、今回のコロナ禍やロシア・ウクライナ問題でも表にわかりやすく出てきたのだと思うのです。

コロナ禍が始まって以来、政府もマスコミも一つの見方だけを喧伝し、疑問を持つ人(それがその分野の権威であれ)や違う見方をする人たちを排除したり、仕事を奪うなどしてきました。私が生きている中でこれほど政府やSNSの検閲がすごかったことはないなと思うのです。(政府やマスコミの考えに賛成している人は気づかないと思いますが)

さて、ちょっとここで立ち止まってみると、このような傾向は、実は私たちは一番自分に対してやっているんですね。自分の中が一番戦争しているんです。

「私はこうあるべき」(優しくあるべき、役立つ人であるべき、などなど)というビリーフが私たちの中にあり、そうじゃない自分がいれば、攻撃し、無意識に見ないようにする(=抑圧する)、と、同時に外から自分を守ろうとする。

またはネガティブなものでも、例えば、「私は無力だ」というビリーフがあったとして、無力じゃない自分というのは一見グッドニュースなはずです。しかし「あなたならできる」と言われても、突き放されたような気になり、なんで助けてくれないの?できるわけがない!とムッとしてしまったり。と同時に、無力な自分をダメな自分だと攻撃する。

はぁ、人間って面倒くさい(笑)。

ちなみに、こういったことは全員やっています。これが何千年も続いたエゴ状態ですね。

話をグレート・リセットに戻して、コロナ禍でも戦争でも基本的に「恐れ」が社会を支配してしまいます。そして、私たちが自分の中で起きている戦いに気づかない(無意識)でいればいるほど、狂気の波動に引っ張られ続けるでしょう。

そしてそういう人が多いほど、エックハルト・トールがいう集合的狂気が出来上がるのです。

ということで、人類の目覚めはやはり自分からしか始められないですね。まずは、自分が通常だと思っている状態は、かなり狂気な状態であると認識すること。(だから苦しむし、戦いが終わらない)

そして、気づきの意識(アウェアネス)を高め、智恵を得ていくこと。つまり、自分が何を考え、何を感じているのか?それはどこから来ているのか? 恐れ? それとも自分らしさから?と振り返ってみること。

ストーリーに巻き込まれている時に、どんな自分で一番いたいのか?と問いかけてみる。自分の思いや感情、ストーリーにきちんと気づき、そして吟味、選択できること。

それが目覚めの第一歩ですね。

社会に合わせるのではなく(狂気に留まるのではなく)、自然を感じ、謳歌し、真実のエネルギーに合わせて行きたいですね。

☆動画URL

☆財務省のまとめ

森田洋之医師のブログで分かりやすく財務省の上記のデータがまとめてあります。https://agora-web.jp/archives/221120081928.html?fbclid=IwAR1KOSA1ebohenfPjgH4tLtLLYstht9gUbyUYoshBPeNJnYPnJWiaFx1orI