現状が痛いと感じるとき

例えば、49歳で突然リストラされたお父さんが、家族にそれが言えなくて、毎日会社行くふりをして職探しをする・・・・、夫婦の間に子供が授からず、自分たちがほかの夫婦よりも何か欠けた家族、欠けた人生に思え、 “お子さんは?”という他人の何気ない質問に心の痛みを感じる、子供が不登校になってしまい、毎日の対応に心を砕きながら、将来に大きな不安を抱え、どこに相談したら良いか分からない・・・。

もちろん、人生には楽しいこともたくさんありますが、実に様々なことが起きて、それらのすべては私たちにとっては現実そのものですよね。

仏陀は人の人生にある苦しみを見て、真実を求める旅へと出かけたことはご存知の通りです。(あはは、なんて大雑把なまとめ方)

そして、これまたご存知の通り、それに対して仏陀が見つけた答えは、もちろん、そう「悟り」だったわけです。(これまた大雑把~)

ということで、大雑把なままインドの悟りつながりでラマナ・マハルシの言葉を引用させてください。英語の動画から見つけ、日本後に訳したものです。

世界は(個だと思っている)“私”が見ている投影であって、それは夢の世界が夢を見ている人の投影であるのとまったく同じだ。したがって、世界は内側に存在していて、実際、あなたが見ているすべてのものは、あなた自身の投影である。

あなたが投影をやめたとき、あなたは何かを外側にあるとか、内側にあるというように見なくなるだろう。あなたは単に自分の本質に気づくのみだ。しかしその瞬間まで、すべては自分の内側の投影であり、それは映画がスクリーンに投影されているのと同じである。すべてはあなたの頭のなかで起きていることなのだ。

私たちにとって、どこからどう見ても現実としか思えない人生を“すべては頭の中で起きていること”と言っているわけです。

ちなみに「奇跡のコース」もまったく同じことを言っています。そしてもちろん仏陀も。(ちなみにこれは、思考が現実を作るとはまったく違うものです)

悟りを違う言葉で「目覚め」とも言いますね。文字通り「私の人生」という夢から目覚めるという意味です。

でも、どうでしょうか? な~るほど~、夢だったか~と、夜見ていた夢のように簡単に目覚められるものでしょうか?

なかなか難しいですよね。

とはいえ、ものすごく遠いというわけでもないんです。

というのも、私たちがほんとうに“今”にあるとき、私たちは人生の夢から目覚めているからです。ちなみに“今”とは、過去、現在、未来の時系列の今ではありません。

“今”にあるとは、言い換えれば、気づいている意識にあるということと同じです。つまり、沸きあがる思いや感情、体の感覚、イメージや記憶など、つかめるものすべてを眺めている状態です。

このとき間違えやすいのは、自我が自我を眺めている状態になってしまうことです。自分自身をまるごと(自分がいるという感覚や体の感覚などすべて)を眺めてみるんです。

自分をまるごと眺めることができたとき、私たちはもう“頭の中”にはいませんね。沸いて来る思考はぜんぶ眺めるだけで一切信じないのがコツです。

さて、では、49歳のお父さんのケースに戻ってみましょう。明日の朝も仕事に行くふりをしなければいけません。(しなくても良いけど、この人の中ではそうなっている)

それはとてもリアルで、大きな苦しみ、プレッシャーとなっています。そこで、“今”にあってみたらどうなるでしょうか?

静かにあり続けていると、自分が必死にもがいている姿が見えてくるかもしれません。そしてまた、家族の顔や自分を解雇した会社や様々な思い、感情、イメージ、記憶なども。

いろいろなことが浮かんできて、いろいろなことがあったけど、今はもうそれはなくて、すべては流れ、去っていく。あのときの喜びも、あのときの心配も、今思い出しても苦しい後悔も、記憶の中以外どこにもない。

すべてが跡形もなく消えていくことに一抹の哀愁を感じながら、人生とは普段自分が感じているよりも、ずっとはかないものだと見えてくるかもしれません。

今の自分の苦しみもこんなふうに去っていく・・・。去っていく流れの中で必死にもがいていた自分。

はぁ、肩から力を抜いてみよう、この生命の流れに委ねてみよう(サレンダー)、どういう流れになるか分からないけど、生命を信じる以外に何ができよう。

そして、生命の大きな流れが感じられたとき、おそらく大切なことは、どうにかすることではなく、自分がどうあるかなんだなぁと気づくかもしれません。

この無限の生命のエネルギーとマッチするエネルギーが自分の中にあれば良いのだ。それは、決して緊張や恐れ、防衛や攻撃ではなく、柔軟さ、鋭さ、正直さ、オープンさ、潔さ、優しさ・・・などなど。

そうであれば、大海の中で翻弄されるのではなく大海によって導かれる。

起きていることへの抵抗がなくなって、あり方という自分の中の拠り所ができたとき、人生の様々な問題に不必要に苦しむ度合いがぐんと減るでしょう。

“不必要に”とは、私たちは出来事にストーリーを乗けまくって、苦しみを増幅させるのがとっても上手だからです。また、“減る”という謙遜した言い方をしているのは、自我はなんだかんだ言ってドラマから本当には抜け出せないからです。

でも、私たちが普段すっかり信じ込んでいる“現実”という名の夢にはまりきっているよりは、だいぶ立ち位置が違い、深呼吸ができるようになりますね。

ちなみに“頭の中で起こっていること”は、すべて外に投影されます。特に心の深層にある私たちが気づいていない思いほど、外に強く投影され、私たちはそれを事実だと思い込みます。

ラマナ・マハルシが言うように、ほとんどの人にとって世界は外ではなく、自分の内側にあるんです。

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現状が痛いと感じるとき」への4件のフィードバック

  1. ガツンと気づかされる記事
    ありがとうございます!
    生命の流れの中でその時その時
    どう在るか
    自我を優しく見つめながらも
    現れては消えるものと
    同一化しすぎることなく
    もし皆んながそうなっていったら
    ダンスはどうなっていくのだろう!
    と思います。

  2. インテグレイテット心理学
    一度学びましたが、
    また学びたいです!

    講師があゆかさんではない方から
    学んだのですが、それでも
    再受講扱いになりますか?

    • ななさん、こんにちは♪

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