ペインボディ~怒りの炸裂~

あまり時事ネタを取り上げることには興味がないのですが、今回は暴言で話題となっている国会議員さんについて思ったことを書いてみます。

とはいえ、心理セラピストなので、彼女についてというより、彼女をネタに心のしくみを書いてみたいという感じです。

ということで、

彼女の近しい人たちが、彼女について「完ぺき主義」という言葉が何度も発っしていることや、少しのミスも許せないような様子から、彼女がエニアグラムのタイプ1だとしましょう。(100%推測です。エニアグラムとは人の性質をタイプ1からタイプ9まで9つに分けるシステムです。)

エニアグラムのタイプ1は「完ぺき主義」であり、また“私は何が正しいのか分かっている。”と真剣に思っている人たちです。エニアグラムはその健康のレベルが9つ(不健康の3レベル、平均の3レベル、健康の3レベル)ありますので、これは平均のレベルのタイプ1の場合です。

自分は何が正しいのか分かっていると信じているだけに、すべてを自分の考える通りに動かそうと状況や他者を必死にコントロールしようとします。なので、タイプ1が親である場合、子どもの進路から着る洋服までぜんぶ決めてしまったりもします。

で、それはもちろん自分に関してもそうで、「正しい人」「完璧な人」を目指し、自分の中にある完璧ではない部分、正しくない部分に対して、無意識ですが常に叱咤激励し責め続けています。

ですが、それは普段意識されないので、この自分のダークな部分は抑圧されていきます。

しかし、ここで問題なのは、抑圧された部分は黙って大人しくしているのではなく、その人をコントロールし始めてしまうことです。

一つは、爆弾のような怒りをいつも抱えている状態になり、ちょっとしたことで怒りが爆発してしまいます。そのため、正しい人、良い人、完璧な人を目指しているにもかかわらず、大きな子どものような癇癪を人前で起こしてしまうことも、タイプ1には多いのです。

ただ癇癪を起こすのは、ストレスがたまっている不健康なレベルですね。たまった怒りのエネルギーが大きすぎると、当然不健康になりますし、またいつもその放出先を求めてしまいます。

また、ダークな部分を抑圧することで、逆にそれが歪んだ形で出てしまうこともしばしばあります。幼児の性的虐待撲滅キャンペーンをしていた牧師が、実は性的虐待をしていたとか、誠実であることの大切さを生徒に教えていた女性教師が不倫相手を殺害してしまった・・・みたいなケースです。

多くの人があんな真面目な人がまさか・・・・と驚きますが、自分の中の不完全性を許さず、それを長年抑圧してきたために、一見表と裏でまるで違う人格のように現われたりするんですね。

つまり、抑圧したものは何らかの形で必ず外に出てしまうんです。とくに自分の中の弾圧したものには、完全に振り回されてしまいます。

かなり昔の話ですが、ドアを開けたとたん目に一杯涙を溜めて“ヘルプミー!”となだれこんできたイギリス人のクライアントさんがいました。(この方はとても印象的だったので、拙書にもケーススタディとして掲載しています)

話を聞いていくうちに、周囲が自分の思い通りにならないことでものすごいストレスをため、怒りと悲しみでいっぱいになっていました。

自分はまったく理解されていない・・・・、職場の環境を完璧に持って行こうと頑張っているのに、周囲からは敵意ばかりが増えていく・・・、寂しい、悲しい、腹が立つ、

しかし、彼女はただ泣いているのではなく、職場では周囲を大声でどなりつけ、電車の中でも“間違ったことをしている人”がいると、叱りつけていることも分かってきました。ただ、本人はそういう意識はほとんどなく、電車でも他の人たちがへんな目で私を見た、私は正しいことをやっているのに・・・・みたいな感じです。

彼女も怒りのエネルギーがすごく、あるときは、セッション後に事務的な話をしていたつもりが、彼女の逆鱗に触れて、椅子を蹴って部屋を出て行ったときもありました。

そのとき自分のセッションの効果のなさに一瞬落ち込みましたが、怒りが彼女を常に支配してしまっていることは明らかでした。

つまり、私たちはたまりにたまった感情や自分の中の否定しているものに完全に支配されてしまうんです。特に幼い頃から家庭環境の中で内側に蓄積されてきた感情や思いは、モンスターのようなエネルギーになってしまいます。

エックハルト・トーレがいう「ペインボディ」ですね。ペインボディは、あらゆる状況で反応し、衝突し、死にたくなるほど落ち込んだり、また、そのタイプによっては外にわめき散らしたりしてしまいます。そして、どんなにそれをやったところでスッキリしません。

と、ここまでいろいろと書きましたが、一番書きたいことは、もし、私たちが自分の内側とちゃんとつながっていることの大切さを知っていたら、もし、自分がどれだけ怒りやストレスがたまっているかを知っていて、それらをケアすることができていたら、世界はもっと平和で過ごしやすいだろうということです。

ちなみにエニアグラムのどのタイプも不健康なレベルになると、自分も苦しいけど、周囲も振り回してしまいます。また、怒りだけがペインボディなるのではなく、あらゆる負の感情や思によって形成されます。

経済でも政治でも、よく見れば、人の感情がかなり渦巻いているのが分かるはずです。一見、理性的な判断をしているつもりで、実はその下にある恐れや嫉妬、怒りなどが本当の動機であることも多々あります。

私たちが育っていく過程で、「感情の扱い方」などまったく教わりませんが、感情のケアの仕方を知らないと、実は自分の人生がそれによって振り回されてしまったりするでしょう。

ペインボディを癒すには、ペインボディの飢えをきちんと聞いてあげることです。愛に飢えた声が必ずあるんですね。承認欲求みたいな声ですが、それはとてもかわいい声でもあり、それをなくそうとするのではなく、受け入れてあげることから癒しは始まります♪

今まで否定したり、弾圧したり、抑圧してきた自分の一部(分離)を受け入れ、変容させ、そして統合していくんです。

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