“ないもの”をあると信じている私たち♪

今週末はインテグレイテッド心理学講座です。年に一回の開催のため、毎回新鮮な気持ちなります。

正確に言えば、インテグレイテッド心理学は心理学というより「観察学」です。または、本来心理学が観察学であるべきなのかもしれません。つまり、誰の理論でもなく、人(自我)の心の働きをただありのままに見たものです。

で、そのためには、自我視線ではない「悟り」の視線が非常に役立っているわけです。自我がどう作用しているかは、自我活動にはまっていたら見えませんよね。そこから一歩離れた視点が必要なんです。

なので、奇跡のコースを始め、エックハルト・トーレやいわゆる悟りのマスターの言葉が非常に参考になり、インテグレイテッド心理学はそれがベースとなっているわけです。

ので、理論を覚える必要もなければ、分析も何も必要なしです。ある意味とてもシンプルなのですが、実はほとんどの人が一回の講座では理解してくれません。

なぜかというと、自我活動にはまりきっているからです。

説明させてください。

まず、椅子を見てみましょう。なぜそれが椅子だと分かるのでしょうか?

脳科学や物理学的な質問ではなく、単純に「そう教えてもらったから」です。つまり、知識を通して見ているからですね。ズッコケた方もいるかもですが、こういう当たり前すぎることのなかに真実へのヒントがたくさんあったりしますよね。

で、もし椅子という知識がなければ、私たちはそれをありのままの物体として見るはずです。つまり、すでに物と自分の間に「知識」が介入しているんです。そして、私たちはその「知識」のほうを見ているんです。

いやいや、自分は椅子のカタチ、色、そのものを見ている!と思うかもしれません。が、「椅子」として見ている限り、それはもう椅子という概念の中でしか見えていないんです。

で、ここは頭では理解されるのですが、けっこうすぐに忘れられてしまうところなんです。忘れてしまうので、あっという間にストーリー=事実となり、そこに溺れてしまう・・・。

例えば、“何軒もアンティークショップを回って、やっと見つけたお気に入りの椅子に姑が自分のコートを椅子の背にいつもかけてしまう。本当は嫌だけど、細かいことのようで言いにくい・・・。”

椅子と私と姑の物語~♪みたいな。

ちなみに、

「何軒もアンティークショップを回った」
「お気に入り」
「いつも」
「姑の~~~」

は、頭の中にしか存在していません。

「いまここ」には存在していないことです。

厳密に言えば、椅子もコートもすべて知識という頭の中にしかないものですが、癒しのワークの中ではそこまでやらなくても大丈夫です♪

例えば、その椅子を写真に撮ったとして、何も知らない人が見たら、そういうストーリーは思いもつかないですね。どんな椅子なのか、誰のコートなのかなどなど。

もちろん、私たちはただのストーリーに苦しんでいるよね~、常にいまここにいましょう~~とか言いたいのでは、まったくありません。無理だし。

何かしましょうとか提案したいのではなく、私たち一体何をやっているの?というのがポイントです。

で、よ~く観察してみると、「私たちは、ほぼいつもないもののほうにどっぷり浸かって生きている」ということです。

くり返しますが、ほとんどの人が「ないもの」(言い換えれば、頭の中にしかないもの)の中に生きているんです。

事実は、椅子にコートがかかっている。終わり。優しくてとてもシンプル。

でも、やっぱりストーリーがとってもリアルで引っ張られてしまう・・・、なぜ?引っ張られてしまうの?どうして巻き込まれてしまうの?

自分は、「ないものを」見ているのだという点をしっかり踏まえた上で、次になぜ「ないもの」がそんなにリアルに感じるのだろう?というしくみを見ていくんです。

例えば、亡くなった母親への後悔が手放せない・・・・、母親ももういないし、頭では何一つ「いまここ」にないのはよ~く分かっている。でも、私の中ではしっかりすべてが生きていて苦しい・・・。

それは自分の中にそのストーリーを生きさせている、自分が気がついていない思いや感情の集積があるからなんですね。(私はそれを投影パッケージと呼んでいます)

その集積はかなりのエネルギー量を持っているので、とってもリアルです。そして、例えば母親の写真を見るたびに、ありのままの母親ではなく、そのエネルギーの集積であるパッケージを通して見ているんですね。(投影)

で、話をガンガンにスッ飛ばしてしまうと、これにはまだ種明かしがあります。うふ。

私たちがそういった様々なストーリーのパッケージを持っているのではなく、そのストーリーの所有者は不在だということです。

つまり、私がストーリーを持っているのではなく、(個)の私=自我=ストーリーの集積なんです。自我とはとても複雑に様々な思いや感情が身体とともに絡み合ったエネルギー体です。

インテグレイテッド心理学が目指しているのは、亡くなった母親への後悔というストーリーの中で何らかの慰めを見つけることではなく、その複雑に絡み合ったストーリー自体と対話しながら解体していくことです。(ある意味自我の解体)

そして、解体されたその先にあるものは、受容という本質。そのとき、苦しいだけ、悲しいだけ、悲惨なだけだと思っていたストーリーは、本質によって愛されていて、とても愛おしいストーリーだったと知るでしょう。

そしてこれが、究極の癒しなのかもしれません♪ (*^_^*)

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北海道函館セミナー“自分を愛する&悟りとセラピー”

日程:2017年6月24日(土)
時間:10時~16時30分
場所:函館市亀田福祉センター
http://www.kame-fuku.com/
費用:1万2千円
【詳細とお申し込みはこちらから】

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