わたし目線♪ あなた目線♪

ときどき、悟り系のセミナーやお話会は、無料か低額でするべきみたいな意見をみかけます。ノンデュアリティのブログを発信するようになってから、私のところにもたま~~~にそんな声が寄せられます。

ちなみにイギリスではほとんどそういた話を聞いたことがなく、価値観がずいぶん違うなと思ったりもします。

ただ、私自身が心理セラピストなので、どうしてもこういった議論?を心のしくみから見てしまう癖があります。ということで、このテーマを心の観点から見てみたいと思います。

つまり、自分が「わたし目線」でものを見ているか、「あなた目線」でものを見ているかということです。

説明させてください。

例えば、ときどき“自分の地域でもセミナーを開催してもらえないか?”といったような声を頂きます。それはもちろんとっても嬉しいことです。

で、その理由が、自分が開催して、友達にも聞いて欲しいから~であれば、「わたし目線」なんです。“私がやりたい!私が動きますよ~”という自分主導型でハートベースの開かれたエネルギーです。

一方、遠い所に行くのは自分にとっては大変なので、あなたがこちらに来てやってくれませんか?という場合は、「あなた目線」です。 “私の都合に合わせて、あなたが努力して、あなたがどうにかしてください”という無力な私(恐れ)からの発想です。

例えば、「わたし目線」の人が、セミナーの開催場所や受講料を見て、自分にとって高過ぎる、遠すぎると思った場合、たんにあきらめるだけです。シンプル。

一見、あきらめるという引っ込んだエネルギーに見えますが、それは誰の問題か?という健康な境界線が引かれているんですね。料金を決めるのは相手の問題であって、自分ではないし、行く、行かない、または行ける、行けないは自分の問題だとはっきり分かっているんです。

他者を変えようとしたり、人のせいにしなくて良い、自分の土台に立った、とっても楽な位置です。

一方、「あなた目線」の場合は、自分は、たちまち遠い開催場所、高い(自分にとって)受講料のせいで参加できない犠牲者になってしまいます。開催者を恨むかもしれないし、自分の不運を恨むけかもしれません。

ちなみに、自分を不運だと思っていれば、やっぱり自分は世界や運命の犠牲者になりますね。

そして、相手や世間がどう変わるべきかというストーリーが始まり、“あなたがいけない、あなたが変わるべき、あなたはひどい人だ”と、超「あなた目線」になってしまいます。

当然、「あなた目線」で生きていると、あらゆることが他人次第になるので非常に苦しいです。自分が正しいと信じ切っているのに、他人は決して自分の思い通りにならないし、不満が永遠に終わらない・・・。

なので、境界線も超えまくります。相手が決めることに不平不満の嵐になり、こうすべきだ、ああすべきだとなり、言われた方も反発するので、人間関係がどんどん悪くなり・・・・。(経験済み)

また、「わたし目線」で生きている人と、「あなた目線」で生きている人の見えている世界があまりに違い過ぎて、基本、両者ともまったくお互いが理解できません。

「わたし目線」の人からすると、「あなた目線」の人は、ごちゃごちゃ言ってくる面倒臭い人に見えて、「あなた目線」の人からすると、「わたし目線」の人は、つけはなす冷たい人、みたいに見えたり。

では、この目線ってどうやって作られたのでしょうか?

おぎゃ~と生まれた赤ちゃんが、何か特定の目線を持っているでしょうか?

そうです。なんらかの理由で否定や抑圧を意識的にも無意識的にも強いられた環境で育った場合、どうしても「私は無力」「自分は弱い」「私は犠牲者」といった思い込みが出来上がっていきます。

自分への否定が多いほど、当然、自分は小さくなっていきますよね。で、小さい自分が生き残るには、周囲がちゃんとしていないといけないわけです。

だから、目線がどうしても「あなた目線」になってしまう。

しかも、そのちゃんとして欲しい周囲も、「小さい私」というフィルターを通して見るので、優しくて、受け入れてくれる人たちというよりは、自分に危害を与えてくるような人たち見えてしまいます。

なので、「あなた目線」の世界の中は、虎視眈々とした、弱肉強食的な風景や人々は自己中心的で他者への思いやりを知らないような風景が広がっていたりします。

反対に、自分の存在が喜ばれ、自分らしさを表現することが許されていて、なんだかんだ言って、親は自分を愛しているという確信が持てる環境で育つと、「私は大丈夫」「私はやれる」といったビリーフが出来上がっていきます。

そんな「わたし目線」の世界は、個人、個人がやりたいことをやっていて、助けを求めれば誰かがいて、いろいろ起きるけど、基本、自分も周囲もつながっている風景が広がっているでしょう。

たとえ同じ家に住んでいたとしても、目線が違えば、経験しているものはまったく違います。

でも決して、「あなた目線」を批判したり、良くないと言いたいのではありません。「あなた目線」の胸の中には、健気な自分や愛おしい自分がたくさんいるんです。

一生懸命自分を守り、固く縮こまっているけど、なんとか必死で生きてきた自分。絶望感を感じないように死んだふりした自分。そして人を攻撃することで自分を見ないようにしている自分。だって、もし自分を見てしまったら、どんなにひどい自分がいるか分からないし、立ち直れないかもしれないから。

「あなた目線」が癒されるということは、これらの自分に光が当たっていくということです。最終的に、「わたし目線」も「あなた目線」も、一つの生命から現れた現象です。

そして、「あなた目線」の胸の中にある抑圧が解けるということは、生命が自らの抑圧から目覚めるということでしょう。

そんな目覚めの美しさはいつも感動的で、あぁ~、多くの人に体験して欲しい~と思うのです♪

 

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