理想と現実のギャップに悩んだら?

おぉ、一か月近く更新していませんでした。いやぁ、公私ともども日本にいると忙しいです。

さて、先日、一橋大学×東工大の大学院の学生さんにインテグレイテッド心理学(来年名前が変わります)の講義を1日させて頂きました。好感触でとても楽しかったです♪

で、学生さんと話をしていて、私自身もほんとそうだったのですが、やっぱり「理想の結婚像」とか「理想の人生」とかいろいろ描くわけです。

こんなふうな家庭が欲しい、こんなふうな人生にしたいという漠然としたイメージですね。これは人間がほぼ全員やることでしょう。

ですが、そのイメージ自体は基本、とっても大雑把でぼんやりしたものです。

「笑顔が絶えない明るい家庭」とか「自分らしさを活かしていきいきと」とか。(←学生さんたちがこう言っていたわけではありません)

でも、例えば笑顔が絶えないって、実際に現実にはどういうこと? パートナーの仕事が忙しくなって相談する時間がなくなっても笑顔でいられる? まったく意見が合わないことがあっても?

自分らしさを活かすって、具体的にどんなこと? 何をしていること? いきいきしているってどんな状態のこと?

せっかくの楽しいイメージに重箱の隅をつっついているようですが、なんでこんな話をしているかというと、イメージはやっぱりイメージなんです。そこになんの実体もないんですね。

ですが私たちは、それがあたかも現実味があるように思えたり、またはそうなるべきだと強く思ってしまったりします。結果として、多くの人がイメージと現実とのギャップに苦しんでしまうんですね。

で、それでもイメージが間違っているのではなく、現実が間違っていると私たちは思いがちです。

なので、必死にイメージに合うように現実を持って行こうとして、ここでまたさらに苦しんでしまう・・・・。

でも例えば、「明るい家庭」を理想像としながら、心の深いところで「誰も私のことを気にかけない」みたいなビリーフを抱えていたとしたら、パートナーのちょっとした言動が、自分を愛していないように見えるかもしれません。(←投影)

そうすると、「明るい家庭にしたかったのに、彼の愛情が薄いからできない(怒り!)」など、イメージとかけ離れた現実にがっかりとなりがちです。

さて、そもそも、イメージとは頭の中の「絵」ですね。感情や感覚と違って、頭の中に描ける「かたち」です。「笑っている」とか「いきいきしている」といった、気持ちが高揚したり、幸せを感じたりする「絵」です。

こういったイメージにくっついてくる気持ち良さが曲者なんです。このせいで私たちはコロッといイメージに騙されてしまいます。

ほんとうは幸せの根源は常に自分の中にちゃんとあるのに、イメージの中にだけあるように感じてしまうんですね。

とくに今の現状を悩んでいたり、不満や不足を感じていれば、「こうだったら良いのに・・・」というイメージを私たちは必ず持つはずです。で、そのイメージとのギャップに「はぁ~~」とため息をしてしまうみたいな。

つまり、私たちは「イメージ」を目指し、「イメージ」とのギャップに苦しみ、でもつい「イメージ」を追ってしまうんです。

ちょっと意地悪ですが、このイメージという言葉を「幻想」という言葉に置き換えてみると、

私たちは「幻想」を目指し、「幻想」とのギャップに苦しみ、でもつい「幻想」を追ってしまう・・・。

どうでしょう?

えっ? じゃぁ、なにかポジティブなことを描いたり、目指したりするのは無意味なの?と思われるかもしれません。

もちろん、そうではありません。というか、イメージを抱かないようにするというのは不可能でしょう。(勝手に起きるし)

ですが、実体のないものを生きる動機にしてしまうのもやはり危ういものですね。じゃぁ一体何が一番頼りになるのでしょうか?

となると、やっぱり同じ答えしかありません。それは、自分が一体ほんとうは何を求めているのか?ということ、イメージではなく、自分の深いところからくる感覚、思い、衝動。

結婚であるなら、自分が一番求めていることは何? もし、子供たちと楽しく暮らしている私であるなら、そこに何を求めているの? 「イメージ」や「かたち」ではなく、もっともっと深いところから来るものは?

信頼?無償の愛の感覚?つながり?

社会やマスメディアは、いかに「良いかたち」を作るかが幸せだ!と刷り込んできます。なので、自分の深いところに本質の声があるということを知らない人もとても多いです。

そのため、何を一番求めているの?という質問にも、非常に上っ面なぼんやりとした答えが返ってくることもとても多いです。頭の中のイメージを単に文章化しているだけというか。

ですが、自分が真に求めていることがクリアになれば、それがすでに「自分らしさ」であり、また自分を深く受け入れていれば、それがすでに「愛の発動」であって、そこからどんな人生が織りなされていったとしても、自分らしさと愛は消えないんですね。

ということで、これも耳タコだと思いますが、「感情・感覚」と仲良くなること。思考は同じところをぐるぐるしたり、衝突する思いの間で揺れたりしますが、感情・感覚は一貫していて、嘘がありません。

そして、自分が自分をどこまで条件なしに受け入れているのか?受け入れられていない自分はどんな感情を抱いているか?よく感じてあげるんです。

思考も大切な人間活動の一つですが、感情・感覚が私たちに示してくれるものもとても大きいんです。幸せは思考でするものじゃないですしね♪

最後にイメージはいつも過去か未来に飛んでいますね。いまここにないものではなく、いまここにあるもの(特に自分の中にあるもの)をしっかり見て、やっていく。終わり。

あぁ、人生ってそれぐらいシンプルだよって、大学生の時に誰かに教えて欲しかった・・・。
(ピンとこなかったかもしれないけど)

☆☆☆ お知らせ ☆☆☆

感情解放のツールEFTプラクティショナー講座♪

東京:2017年2月10日~12日(下田屋寛子)

福岡:2017年3月18日~20日(西川佳宏)

※東京の2月の講座を受けた方は、3月のマトリックス・リインプリンティング
(講師:溝口あゆか)も受講して頂けます。(若干お席あり)

理想と現実のギャップに悩んだら?」への1件のフィードバック

  1. ありがとうございます。今の自分にしっくりいく言葉がわたしに響きました。いろんな本を開いてみてもしっくり来なかった状態に苦しみのループで吐きけをもようす日々でした。しかし、気付かせて貰いました。文章化して頂けると腑に落ちる事が沢山有りました。温かい気持ちになりました。
    子供の頃、高熱を出した時、私はこの体と違和感を感じていました。わたしの意識は元気なのに体が辛い。幼少期を思い出しました。
    不器用なわたしに疲れてしまう事もあるけれど、起きる事に恐怖を感じてしまう、今を感じながらでも、楽しいことを湧き上がらせる思いやりを持つことが本来私が求めている”悟り”なのかもしれないですね。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中