あなたをずっと待っているあなた

今年のイギリスでのカウンセラー養成講座(Integrated Counselling Diploma Course)は、募集をする前に定員数の4倍上のお問い合わせがあり、すでに満席となりました。ほんとうにありがとうございます。

募集開始を待っていらっしゃった皆さん、心よりお詫び申し上げます。私も問い合わせるよりは待ってしまうタイプですので、余計申し訳なく感じます。

実はイギリスでの開催は今年で終了し、来年からは日本での開催となります。イギリスの形式とはまったく変わる予定ですが、現在いろいろと模索中です。いずれにせよ、地に足の着いた中身の濃いコースを提供したいと思っております。ですので、今年ご参加できなかった皆さん、またはコースに興味があるという皆さん、ぜひ来年以降日本で受けて頂ければ嬉しく思います。

さて、あるアメリカの非二元のメッセンジャーが、セラピーは問題を取り除くという姿勢だから、非二元とは違う・・・といったようなことをおっしゃっていました。

なるほど、確かにそれが一般の人のカウンセリングやセラピーのイメージかもしれないと思ったのです。実際、そういう姿勢でやっているセラピーも多いかもしれません。

しかし長年の経験から、カウンセリングやセラピーの真の目的は、問題を取り除くというよりも、その人の中で抑圧されていたものに光を当て、抑圧から自由にしてあげることだとつくづく感じています。

実際にそのほうが変化はずっと起きます。

例えば、私はフォーカシングというツールなども頻繁に使いますが、これはどんなネガティブな思いや感情ともまず友達になることから始まります。フォーカシングのマニュアルのタイトルに“過激な受け入れ(Radical Acceptance)”とあったりしますが、とにかくどんな思い、感情、感覚もすべて受け入れます。

で、始めた当時はまったく気づいていませんでしたが、これは非二元にもすごくマッチするなぁとこれまたつくづく思うのです。

で、自分の中の抑圧された部分とは、置き去りにされた傷ついた自分なんです。で、その自分が一番望んでいるのは、誰よりも自分に受け入れてもらうこと。

自分を見つめるというのは、基本的に億劫なものです。特にどう見つめていけば良いかなど私たちは教わりませんので、たいていの場合、見つめているつもりが、単に自分の思考のなかに埋没してしまいがちです。

ということで、これを話すと驚く人も多いのですが、私のカウンセリングのコツは、「ストーリーを無視すること」。

先日もイギリス人の友人(セラピスト)が私のやり方をちょっと体験してみたいということで、簡単な問いかけセッションをやってみました。

私は彼女のなかに抑圧されている思い、そしてそこにたっぷりくっついている感情を探すため、いくつかの質問を投げかけると、質問に答えるや否や、 “でも、それは母親にこんなふうにされて、こんなふうに言われたことが原因で・・・”と過去のエピソードが始まります。

そのたびに私は、それはとりあえず今横に起きますね。とにかく、問いにだけ集中してもらって良いですか?という会話を何回も繰り返しました。

心理学やセラピーを学んでいる人ほど、自分の問題の原因は“~~だ”と頭で分かっていたりするものです。ところがそれがいくら分かったところで、楽にならないことが多い。つまり、苦しい本当の原因である抑圧されているものが見えていないからなんですね。

さて、抑圧を違う言葉で言えば「抵抗」です。自我の性質の一つは、常に変化するということですね。思いも感情も体も日々変化し続けています。それは生命のエネルギーであって、川の水が常に流れているように、自我も流れるエネルギーの生命体です。

ところが抑圧とは、嫌なものだから感じたくない!と、ネガティブな思いや感情を封じ込め、その流れを止めてしまっている状態です。で、その封じ込め(抵抗)が苦しみを生み出します。

ネガティブな感情や感覚が好きな人はいませんので、私たちはたいていどう取り除くか?ということしか頭に浮かばないものです。怖い、嫌だ、私は大丈夫か?なくなれ!というように。

これらは当たり前の思いではあると同時に、嫌だ!という思いは起きていることに対する「抵抗」なので、逆に自分の中に閉じ込めてしまうんです。

ちなみに「抵抗」が悪いということではありません。そういった何かを悪いこと、取り除くべきという発想では、癒しはなかなか起きないよね~という話なんです。(抵抗も受け入れる!抵抗の言い分を聞いてあげる♪)

さて、ストーリーを無視するという話に戻ります。もちろん、無視するといっても、情報収集は必要ですので、お話はきちんと伺います。ただ、ストーリーの内容自体は重要ではないということです。

それよりも、一番抑圧されている感情は何? 怒り?恐れ?罪悪感? そして、どんな思いが隠されているの? “今”その人の中で何が起きているの?ということを中心に耳を傾けるんです。

つまり、過去の話という「今ないもの」ではなく、今実際に「あるもの」に集中するんです。

今感じている感情や今ある思い。そして、そこからつながって出てくる、今“現在進行形”で抑圧され泣いている自分を見つけ出し、癒すんですね。

その自分を受け入れ、自由にさせてあげる。本質のエネルギーに戻してあげる。

さて、明日から3日間マトリックス・リインプリンティングの講座です。(これは昨年キャンセル待ちになった方々用なので、一般の募集をしませんでした。)

マトリックス・リインプリンティングは、抑圧された自分とガッツリ対話し、受け入れ、エネルギーを本質に戻して、変容させるのに優れたツールです。(今年11月開催予定)

ということで、私たちは嫌なもの、悪いものなど一つも抱えておらず、ただ受け入れられるのを待っている思いと感情があるだけなんです。

それらを受け入れ、自由(解放)し、抵抗がなくなるほど、生命への信頼へも高まりますね♪

 

☆☆☆☆ お知らせ ☆☆☆☆

「ノンデュアリティと癒しのカフェ」

名古屋:5月14日(土)、大阪:5月15日(日)

お申し込みはこちら

あなたをずっと待っているあなた」への6件のフィードバック

  1. あゆかさん、こんばんは^ ^

    今回のブログを拝見したいぶ私のセラピーへの考え方が変わってきました。

    あゆかさんが紹介されているセラピーを知ってから、これはもしかしたら今までやってきたセラピーやカウンセリングとは何か違うのではと感じてはいたのですが、今回しっくりきました。

    カウンセリングやセラピーは今まで受けたことはあったのですが、何かすっきりしない感じがあって、私のストーリーの伝え方が悪いのか「私はこんなに辛いんです!苦しいんです!」と訴える気持ちが強くなるばかりでした。

    度々、「自分を好きになること、信じること、どんな自分も受けることが大切」と教わってきましたがそれが出来ずに苦しんだ時もありました。

    きっとそれって抑圧や何かに抵抗してしたくてもできなかったのですね。
    そんな気がしました。

    何か満たされない感覚を埋めたくて、悟りや非二元のメッセージを学び始め、はじめは素晴らしいメッセージで今も時に癒してくれる言葉ではありますが、それでもやはり苦しいものは苦しくて…場合によっては、「私は完璧な存在、何がなんでも大丈夫なんだから」と自分に言い聞かせたりもしているけど、でもそれも抑圧なのではと思ってしまうこともあります。

    いかにネガティヴな思いを感じたくないか、自分がちっぽけな存在だって感じたくないか、無意識の守りに入ってしまい、意識しようと思っても守りが先行してしまう自分。今じゃなくて理想ばかり追いかけてしまう自分。
    それが悪いとかではなく、そういうことを無意識にあたりまえにやっていたんだと(今も進行形ですが)意識できただけでも大きいです。

    私達は本来、今すでに何もしなくても尊い存在で何もかけているところなんてないってどこかではすごくわかってはいるんです。
    このことをハートで感じることができたらと常に思います。

    だから非二元とセラピーは切っても切り離せない!とすごく思います。
    なので癒しと非二元の両方から届けてくれるあゆかさんのメッセージは本当に心強いです。

    経済的に今セラピーを受けることができなくもがいてます。なかなか思い通りにいかない今もまた私のジャーニーだと受け止めながら、あゆかさんのメッセージはそんな自分の励みになります。

    これからも癒しと非二元からのメッセージ楽しみにしています^ ^

  2. 「抵抗は悪い事ではありません」の一文に、ホッとしました。
    過去のブログのどこかで「思考は悪者ではない」と書かれていたと記憶しています。その時も、救われた気持ちがしました。
    自己ワークを重ねていて、思考・抵抗が出てくると「私はまだまだなんだ」「こんなにやっても、できない自分」を感じて落ち込んでしまっていました。

    抵抗をも受け入れる、抵抗の言い分を聞いてあげる…を先日セラピストさんに助けてもらって(RFTを受けて)、はじめてできた時、自分に心から「ありがとう」と言えました。

  3. あゆかさんの自己愛に関する著書を読みました。沸きあがる、これまでは負だと感じていた思いに対して、そう思っているんだね〜と受け止め、そう思ってもいいんだよ〜と許し、その時の感覚をとことん体で感じ、感じ、感じ、沈んでいった先にふんわり広がるあたたかな感触に包まれた時、じゃあ自分はどうしたい?どう在りたい?と自然に自分に問いかけられるようになりました。そして、どうしたいか、どう在りたいかをイメージしながらそのイメージを体で感じていくと気持ちよくなって、ああ、あたし、幸せ〜って、なってきたんです!!ほんと、自然に!!
    思考での、幸せ〜って、これまでは苦しくて苦しくて、全然幸せって感じることができなかったのに、今は朝起きるとなんかいい気分!ウキウキ!っていう感覚があったり、お弁当を食べて幸せ、風に揺れる洗濯物を見て幸せ、本当に毎日、幸せを感じることが増えてきました。そしてわたしは、そんなわたしが大好きです!!
    あゆかさん、こんな日が本当に来るんですね!!
    あゆかさんの著書やブログに出会えて、本当に本当に幸せです!!ありがとうございます!!4月、5月の心理学講座も全ての級に申し込みをしましたので、生あゆかさんのお話がとってもとっても楽しみです!!

  4. あゆかさん
    いつも、いつも、ありがとうございます。

    「カウンセラーやセラピーの真の目的は
    問題を取り除くというよりも
    その人の中で
    抑圧されていたものに光を当て
    抑圧から自由にしてあげること」

    これって既に「私はいない」側に在られるからこそ
    こう感じたのだと思いました。
    あゆかさんは、きっと一瞥体験以前に気づいていらっしゃったのだなぁ
    と、勝手に思いました。 偉そうですみません。

    非二元を学び始めたころ、このダメダメな自分をなんとかしたくて
    学び始めました。苦しみから解放されたくて求めました。
    きっと、この教えが、このダメダメな私を救ってくれるだろう・・・と。

    ところがいつのまにか
    このダメダメな私を受け入れ癒す自分になっていました。
    途中、あゆかさんのお陰で、このダメダメな私という想いのなかに
    持ち主がいない!ということも気づかせて頂けたからかもしれません。

    もちろん今でも、このダメダメな私は時々顔を出しますが 笑
    今は安心して、この私を受け入れ癒せる私になりました。

    前に、あゆかさんが書いてくださっていた
    「真の癒しとは自分の中の愛に繋がることと言えるでしょう」
    という言葉。

    自分の中の愛=私はいない

    なんともなんとも有難いです。

  5. あゆかさんの本やブログを読んで
    スピリットガイドさまに手紙を書いたり、
    自分の気持ちを眺めてみたりする中で
    「やっといじめられた過去を受け入れられるようになったかも」と
    思っていたけど、なんだか2−3日前からずっしり
    落ち込んでいます。
    取り除こう、取り除こうという意識が強すぎたのかなぁ。
    今は落ち込みすぎて、自分の思考を眺める気力もない…
    (と思ってる自分をまた眺めて、という思考を繰り返している…)

    なんだか袋小路にはまってしまったときも、それをさらに感じ続けた方が
    解放されやすいのでしょうか?

    (セラピーを受けたいのはやまやまなのですが、
    今海外に住んでいて、セラピーを受けるのはちょっと難しい状況です。
    (スカイプセッションには少し不安があります。)
    自分で対処できる範囲だとどんなことができるでしょうか?

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