新しいものを新しいままに

新年あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願い申し上げます♪

かつてはスピリチュアル・レッスンという本を出していたり、最近では悟りセラピーという本も出したりしておりますので、私がそういった類(どういった類だ?)のセラピーをやっていると思っていらっしゃる方も多いかもしれません。

が、自分自身のセッションの中ではスピも悟りもほとんど話すことはないんです。クライアントさんからお話しが出たときだけ、ほんの少しだけ話したりはしますが。

カウンセラーやセラピストが何を信じていようと、またどんな世界観でいようとそれは個人の勝手ですね。でも、それらがセッションに反映されないほうが、より中立で透明なセッションになると思うからです。

例えば、白い紙の上に円や三角を描けば、その線の太さ、微妙な筆のズレ、描き方のくせなどよく見えますよね。でも、すでに色やデザインがついている紙の上に描いたら、良く見えなかったり、または違うデザインが出来上がってしまったりするでしょう。

カウンセリングやセラピーのセッションも同じで、カウンセラーやセラピストの考えや信念、世界観などが色濃く出てしまうと、クライアントさんの中の思いや感情があるがままに見えにくくなってしまいます。

または、セラピストが「無条件の愛を感じてもらえれば、すべて癒される」と決めかかっていたりすると、クライアントさんの中をきちんと見ていくというより、そちらへ誘導するセッションとなってしまいがちです。

それによって、ご本人が抱えている苦しみの原因を見過ごしてしまうこともままあります。

なので、クライアントさんにはアドバイスはもちろんのこと、自分の価値観や判断が反映しないよう自分の思考もよく観察し、極力しないようにしているんです。

そして、明らかにその方がセッションの結果も良いんです。

過去を遡れば、自分の考えや分析が入ってしまって大失敗したセッションはいくつもあり、当時のクライアントさんが戻っていらしたら返金させて頂きたいぐらいです。

もちろん、セッション自体はいつもベストを尽くすつもりでやっていますので、自分の判断は良いのだと本気で信じていたわけです。ところが、散々な結果に終わったり、ぼんやりしたセッションになってしまったり、まず良いセッションにはなりませでした。

また、自分の信念や世界観、考えだけでなく、過去の経験からくる知識や判断さえ横に置いていたほうが良いこともとても多いんですね。

セラピストとして経験を積んだほうが良いことは、強調してもしきれませんが、そこで問題になってくるのは、経験のデータがたまってくるほど、現在起きていることを無意識にデータにあてはめてしまうことです。

セッションをしながら、“このケースは何度もやった、今までいつもこんなふうになっていた・・・”という経験からくる判断が入ってきてしまうんです。

ところが、実は途中まで非常に似ていたケースでも、途中からぜんぜん違っていた・・・ということも頻繁にあるのです。

なので、経験から出てくる知識でさえ、やはり横に置いておいたほうが良いんです。

それはある意味、セッションだけではなく、普段の生活の中でも言えるかもしれません。

往々にして私たちは、何か新しいことを聞いたとき、 例えば“それは、~~と~~を合わせたようなものだな”などと、自分の知っているものにあてはめて理解しようとするでしょう。

ところが、過去のデータにあてはめて理解していくことで、私たちは新しいものを「自分流解釈の古いもの」にしてしまうんです。

大人になればなるほど、ある分野の知識や経験が増えれば増えるほど、このデータ機能が働き、新しいものが提示してくれるはずの新鮮なエッセンスを見過ごしてしまいかねます。

私自身、セラピーおたくですので、何か新しいセラピーの話をきいたりすると、このデータ機能がフル回転し始めます。

で、ときどきはっとするのです。あぁこうやって人はいつの間にか成長が止まるのだろうと。いつの間にか自分が知っていることだけにあてはめて満足し、そしてそそれだけではなく、それらを守ることへ勤しみ始める。

また、ときにややこしいのは、データの内容(自分のやり方)がそれなりにクリエイティブで自分らしさがあったりすると、新しい情報を手垢のついた古いものにしている感覚があまりないことです。

そんな場合、どんな話を聞いても、どんなに新しいことを学んでも、“私らしさ”とか“自分流”という名の結局は同じやり方で料理され、新鮮さがなくなってしまいます。

と、他人事のように書いておりますが、ある意味自分に向けて書いています。(ちなみに、自分のやり方を貫き通したい場合は、それはそれで素晴らしいですね。これは、せっかく新しいものを学んでいるのにという場合です。)

セラピーのセッションが透明な方が良いという話からこんなにずれてきました。まぁ、いいでしょう。

何が言いたいかと言うと、セラピーのセッションでも、日常の生活でも、生命のエネルギーは毎瞬、毎瞬私たちに新しいものを提示してくれているということです。

本当は知っていることというものも、まったく同じように繰り返されるものもないんです。

知識という思考のフィルターを通してみるために、あたかも知っているかのように、または同じかのように見えるだけなんですね。

もちろんお分かりかと思いますが、思考はいらないとか、思考を落として生きましょうといった話をしたいのではまったくありません。

ただ、思考のフィルターを通している限り、私たちはみずみずしい生命の世界ではなく、自らの思考が映し出した投影の世界の中にいます。あらゆることが思考によって解釈され、そっちが現実の世界だと私たちは信じているんですね。(インテグレイテッド心理学で詳しくやります♪)

なので、同じ思考を毎日持ち歩くことで、人生は生命の輝きよりも、繰り返しの多い単調なものになってしまったり、または生きづらいものになってしまうでしょう。

ということで、ときには知識を通さずにダイレクトにものごとを経験してみるのも良いかもしれません。この幼い少女が「雨」という知識を持たず、雨を経験しているように♪ →動画

新しいものを新しいままに」への5件のフィードバック

  1. いつも、ありがとうございます!
    今回の記事
    とても!感動しました!!

    真理は永遠に真新しい!!!

    ですねー

    感謝

  2. 私も!! 投稿記事、動画ともに感動しましたー。

    有難うございました! (((o(*゚▽゚*)o)))

  3. 失礼ながら、一旦対峙されたときは、いつも一生懸命書いて下さっているよな気がして、頭が下がります。(_ _)

    このようなお話しをお伺いしていますと、全然似てないかも知れませんが、アンナ・ハーレントをよく連想させていただきます。

    例えば、マンネリ・形骸化などが、関わる方面ににより、良い意味ではなく‥、問題提起された組織や団体とか、

    老若男女・新中旧、入り混じった会社の、新入社員式などで、このようなお話しを、講演されたら、どのような反応をするだろか?とか、▽ついつい癖で、イメージしてしまいました。

    私にもおそらくは、“自分という感覚が無意識に出来てしまって”から、身に覚えのある、考察や洞察心にうかがえています。 

    《座右の銘》として持ち歩きたくなります。

    しかし、そもそも私には関係無いとか、聴きかじっても、興味が起こらなかったり、解らなくなったり、ある程度辛くなったりすると、面倒くさがる人たちは、かなり多いと、感じて来ました。(自分の気づけることなんて、たかが知れていますが‥(;_;))

    快く捉えれば、それらの傾向が、色々な個性や、分野をつくったり、分野ごとの習熟・精錬、優れたもの、

    熟成や、便利なものや、都合の良いもの、仕組み、美しいものや、多岐に渡る、多種多様な、“ありがたい?”ものを発想させ、作らせてもいるので、感謝すべきことでもあるのですが‥。

    その逆の認識の仕方も、“真実”なりで、逆でなく、“正なり”かも、快しとする捉え方も、そう思う意識も、者たちも、

    その恩恵も、仕組みも、あるわけですし、私の中でさえ、時によっては、▽逆転的な認識が起こるわけですから、

    やっぱり、~ただ起こっている~が、私にはしっくり感じられます。

    基本的に、菜食中心な生活ですが、若き日の嗜好性くん?習慣くん?が顕れて、

    唸るような味(^^)のラーメン食べたいと、うるさいので、ラーメン店の店主たちには、

    “人から何を言われようと、頑固なほどに我流に拘ってもらうと、好奇心が注がれますし、ありがたいですねぇ。

    あっ、挨拶遅れました。

    ◎明けましておめでとうございます。

    今年も早々から、純粋になれる記事をありがとうございます。

    あゆかさんの御多幸をお祈り致します。

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