思考の催眠シリーズ:恨み

さぁ、日本滞在の忙しさも佳境に入って来ました。ブログがなかなかアップできません。

さて、お気づきの方も多いと思いますが、基本的にこのブログは「心のしくみやセラピー」について、そして「悟り(非二元)」については、“気づきのダンス”と分けております。

ので、その日の気分で読んでみてください♪

さて、リクエストしてくださった方も忘れているかもしれない、リクエストにお返事させてください。下記のコメントです。ありがとうございます!

私は長年恨み(怒り?)の感情に苦しんできました。対象は昔の恋人だったり同僚や先輩・上司だったり、両親や家族だったり…。沢山の人を恨み続けています。恨んでいる感情と向き合い、どんなことをどんな風に感じて恨んでいるのか書き出してみたり、恨みを抱くメリットを考えてみたり、本当はどうしたかったのか感じてみたり。「つらかったねー」と自分に声を掛けたり、「そんなことされたら恨むのは仕方ないよ」と肯定したりし続けてきたのですが、なかなか恨みの感情は解放されません。この根強い感情を解放させるための知恵を教えて貰えたらとても嬉しいです。宜しくお願いします。

とても真面目に向き合っていらっしゃっていて、恨みという言葉と裏腹にとても純粋なものを感じますね。そして、いつものごとく、お返事は当てはまらない可能性も大変高いので、一般的なお返事ということで、参考までにしておいてくださいね。

と前置きした上で、恨みだけを解放するというのは、実はかなり無理があるんです。

恨みとは、一つの強く固定された思いと傷ついた感情によって、相手と自分がものすごく分離していると感じられている状態です。

「あなたは、~~~というひどいことをしました。」という、一つの見方以外には一切見えない状態です。

なので、おそらく「相手が自分に何か悪いことをした」ということが前提になっていると思いますので、それが前提のままで恨みを手放すのも難しいでしょう。

とはいえ、相手は本当は何も悪いことをしていなかった、と言っているのではありません。

知らない間に親の借金の保証人にされていたとか、日常的に暴力を振られていた、などなど実際に心身の被害を受けているかもしれません。(このご質問の方のケースはまったく分かりませんが)

でも、相手を恨めば、恨むほど、私たちの中の分離感は強まり、最終的にほんとうに私たちを苦しめるのは、恨みよりもその下にある埋められない分離感になります。

なぜそんなひどいことをするの? 私には分からない、相手が理解できない!愛を感じない、私は愛されていない・・・などなど、そこには理解や信頼、愛といったつながりが一切なく、孤独な暗闇だけが広がっています。

その孤独な心の中で、相手を恨み、傷ついた心や分離の悲しみ、不安を抱えて、無力な怒りを感じているかもしれません。これは、かなりダークな場所です。(ご質問の方がそうだと言っているのではありません。が、すべての人が一度は通る道でしょう。)

このもっともダークな感覚が沸騰点に達したとき、もしかすると、実際に暴力や相手への危害という形で外に出るかもしれません。なので、恨みは、怒りよりもはるかに怖い感情だと人は思うんですね。

ある意味思考の催眠の中でも、最も深い催眠です。たくさんの思考(ストーリー)にいろいろなネガティブな感情がついて、私たちを恨みという夢の中に閉じ込めます。

で、ここから抜け出すには、意識上の思いだけではなく、もっと深いところを見ていく必要性があるでしょう。つまり、

◎潜在意識にあるその人を支配しているコア・ビリーフ(私は犠牲者だ、人は私に危害を与える、私は弱い、などなど)を見つけたり、

◎または、あまりに辛くて忘れていた過去の出来事、育った環境などなどによってできたであろう心の傷を癒す、

などです。

例えば、日常的になぐられていた・・といった場合、殴られたときの感情や思いですね。無力感や悲しみ、怒りといったものです。これを理想的には、マトリックス・リインプリンティングなどで癒していきます。

真に具体的なやり方は、ご本人のお話をじっくり聞かない限り、正直分かりませんし、本当は個人セッションを受けた方がいいかなと思います。

いずれにせよ、心の傷が癒されていくと、恨みの感情も同時に薄れていきますね。たとえば、癒す過程で弱く傷ついた自分を抱きしめたり、ダークな場所へ愛が吹き込まれていくからです

このように癒しを丁寧に進めていくことで、自分の心を通して私たちは表面には見えない、人の心の深さ、複雑さというものを実感していきます。

そして、ただ単に誰かを恨んでいた自分から、理解が深まった自分になっていくんですね。その目で、たとえば自分を裏切った人、暴力を振った人をみたとき、そこに彼らが持つ心の傷、弱さがきっと見えるでしょう。

そして、その弱さと同種の弱さを自分も持っていたと知っているから、あなたは相手の弱さから出た行動を憎み、責めることはもうしないでしょう。このとき、分離は理解という、つながりへと変容していくんです。(くれぐれも、癒す前に頭の理解でこれをやらないように!)

だからといって、その人を好きになるとか、許せるといったこともないかもしれません。でも、少なくとももう恨んでいないんです。それよりも、自分の人生を前に進める気持ちの方が強くなっているかもしれません。

こういう意味で癒しとは、やっぱり愛への帰還でもありますね♪

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ハートサークルでは、3月より東京表参道でショートセミナーを毎月開催しています。

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ラストミニッツ!あと数席あります。

「あゆかの部屋」(4月18日) in 名古屋

こちらも読んでみてください→☆

「悟りについて語ろう会」(419日) in 大阪

思考の催眠シリーズ:恨み」への2件のフィードバック

  1. あぁ…

    投稿者の方の気持ちわかります。

    うちの父が母に対するモラハラがひどく、かっとなって怒鳴ったり、「女が嫁いだら同居して苦労するのは嫁として当たり前」みたいなことを言います。
    私は、父に育ててもらって感謝はしているけど、
    「来世は女に産まれて、ややこしい家に嫁いで苦労したらええねん」
    て心の中で思っちゃいます。そうしたら少しスッキリするのです。いけない、クリーニングしないと、と思いつつ…

  2. 初めまして。私は5年ほど前から感情解放を始めて、自分の内面を見つめ続け、自分を愛することを覚えました。自分をいじめる事が無くなり、心身共にとても楽になっています。あゆかさんのブログが、本当に役立っています。ありがとうございます。
    今回、あゆかさんの「セルフ・ラブで幸福の扉を開ける15の鍵」を拝読したのですが、p219の「自分を大切にしたら人が私から離れていった」「自分のやりたくないことは誘われてもやりません、自分のやりたくない気持ちを大切にしなくては」というのは表面のレベルだけでセルフ・ラブを実行しているだけだ、という記述がありました。
    私は自分を愛するようになってから、行きたくない誘い(誘われた時ウキウキせずに心が重くなるようなもの)はできるだけ断っています。(昔は行きたくなくても行って、ずっと作り笑いをし、疲れて帰って来てました)結果、頻繁に交流する人は減りましたが、自分は元々沢山の人と会ったりする事は特に望んでいないようで、あまり寂しさなどはありません。心を閉ざしている訳ではなく一緒にいて楽しい友人とは会うし、やりたい事はどんどんやっています。ずっと、これでいいのだと思っていましたが、上記の記述を読んでから私のセルフラブは間違っているのでは、とか、流れに抵抗していただけではとも思いモヤモヤしています。実際、今、無職だし、本の主人公のような素敵な人生にはなってないです(笑)
    ここで本の内容に関する質問は不適切だったのかもしれませんが…お時間がある時に、表面のレベルのセルフラブと、深いレベルでのセルフラブの違いを説明して下さると嬉しいです。

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