現実化より大切なこと♪

前回の記事のアクセス数は、もしかすると過去最高かもしれません。それぐらい「思考が現実化する」というトピックへの関心が高いのですね。ふ~~む・・・。

アインシュタインが言うように、物質とエネルギーは交換可能ですし、またルパート・シェルドレイク博士の形態フィールド論(←すごく面白い)などもあります。ので、私は引き寄せや思いの現実化も100%否定しているわけではありません。

でもっっ!!!

世の中には不安な思いを抱えている人などたくさんいますから、もしそれがいちいち現実化していたら、毎日どこかで飛行機が落ちていることでしょう。

で、そんなことよりも、もっと思考のしくみに関して知ってほしい!と思うことがあるのです。

それは、ジャン!「投影」です。

インテグレイテッド心理学を受けてくださった方はもちろん、この言葉は耳新しいことではないかもしれません。

しかし、これもけっこう勘違いされやすい考えです。なので、これを説明するために、「私たちはいつも、自分の解釈でしか物事を見ていない」ということをまずもう一度押さえておきたいと思います。

ということで、質問です。

昨日は、一日ずっと夫の視点で過ごしてみた、という方はいるでしょうか?

または、仕事をスムースにやるために、最近は上司のものの見方、感覚、価値観で暮らしています、という方は?

私はそんなことをしたことも、できたこともありません。つまり、正直に振り返ってみれば、私たちは24時間、自分の考えオンリーで自分や他者、世界を判断したり、解釈したりしているんです。

しかもそれだけではありません。私たちはその判断がほぼすべて正しいと思っているんです。

いやいや、私は自分の考えに自信がないという方、たとえば「私の考えは駄目だ」など、そういった思考をしっかり信じていたりするものです。

さて、たとえば、“私の上司はワンマンで、他の人の意見を聞かないで物事を決めていってしまう”とAさんが思っていたとします。

この思いは誰のものでしょう。そうです、Aさんの思いです。じゃぁ、この思いは100%正確でしょうか? さぁ・・・・・。この思いは、Aさんが上司のおでこに貼りつけたレッテルです。

もしかすると、当たっているかもしれませんが、たとえば、同じ職場のBさんは上司を“指示がはっきりしているからやりやすい”と思っているかもしれません。

一人の人間を全員がまったく同じように見ることは、滅多にありません。ポイントは、どの見方が正しいかではなく、私たちはとことん自分の見方しかしていないということです。

さて、もう少し深くみていきましょう。

Aさんは、幼い頃、お父さんに逆らうことができませんでした。お父さんの言う通りにしていないと激しく怒られます。自分の思いや考えをほとんど聞いてもらえなかったので、悲しみや寂しさ、怒り、無力感をためていました。

さて、大人になったAさんは、自分より立場が上(権威者)の男性、とくに意志が強い人や声が大きい人がいつも苦手です。そういう人たちは、とてもワンマンで他者の意見(つまり、自分の意見)を聞いてくれないように“見える”または“感じる”のです。

一方、Bさんのお父さんは、家の中で影が薄く、Bさんが人生に迷ったときなどもあまり意見を言ってくれませんでした。そのため、Bさんはどこかいつも不安に感じていました。なので、意志が強くて、声が大きい男性は、頼もしく“見える”のです。

つまり、AさんもBさんも、幼いころに心に抱いた感情、思いを通して上司を見ているんです。これが「投影」です。自分の思いを相手に投げて、その思いで映し出された人を見ているんです。

そして、AさんもBさんも、自分の上司への見方が正しいと思っています。なので、もしAさんに、“~~部長は、頼もしいよね”とBさんが言ったとしたら、きっとAさんは、Bさんは上司のことが何も分かっていないと思うでしょう。

で、この「投影」のしくみを知らないと、 “私はいつもワンマンな上司を引き付けてしまう。ワンマンな人という思いが自分にはあるのだろうか?”などといった、的ハズレな悩み方をしてしまいます。

でも、この場合、幼い頃の感情や思いを癒すと、“なんだ、夢中になると突っ走ってしまう人だったのか”などと、もっと投影のゆるい、ありのままに近い見方に変わっていきます。

ちなみに上にあげた、父親がワンマンだったとか、影が薄かった・・・というのも一方的な見方で、父親からするとまったく違う事情があったりするものです。

そのへんの思考の“ウソ”が見えてきても、それはまたとても大きな癒しになりますね。それに関して、前回ちょっと触れたバイロン・ケイティの無料動画 (日本語字幕付き)をフェイスブックで拾いました。ぜひご覧になってください。

思考が落ちれば、落ちるほど、ものごとはありのままに見えてきます。そして、ありのままは、それが何であれ、またはどんな状態であれ、とても優しいんです。

なので、思考が現実化するとかしないとか、引き寄せが成功するとかしないとか、それらの説は正しいのかどうなのかとか、そういったことに悩むよりも、たった今自分が抱いている思考がほんとうに真実を語っているのか、きちんと見てみるのはいかがでしょうか?

そして、思考を超えた、呼吸より身近で何にも影響を受けない存在、場所、スペースである真の自分に立ち返えられるといいですね♪。

 

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現実化より大切なこと♪」への5件のフィードバック

  1. AさんとBさんのお話、大変興味深いです。
    私はどちらかと言えばAさんに近い子供時代だったと思います。父親はまさに私にとって「権力者」で私の進路など、どんどん(私の意志を聞いてもらえることはほぼなく)一方的に決められました。
    大学時代に不登校になってから私の「長い反抗期」が始まったわけですが(^_^;)

    >ちなみに上にあげた、父親がワンマンだったとか、影が薄かった・・・というのも一方的な見方で、父親からするとまったく違う事情があったりするものです。

    実は先月、父親を病気で亡くしたのですが、父親は体が弱って以降、「権力者」的な要素が薄れて、言ってみれば「真人間」っぽくなったと思います。以前より素直に「ありがとう」と言ってくれるようになったし。
    そして「父親は私に対する愛情がなかったわけではなく、表現の仕方が不器用なだけだったのだ」ということがわかりました。どうやらそれが「父親の方の事情」だったようですね。
    私の方も、父親が闘病中の約2ヶ月間は以前より素直に接するようになり、その期間は「本当の親子」として過ごせたと思います。

    ともかく、最後は「色々あったけど、ありがとう」と見送ることができて良かったと思います。

    父親を「権力者」のように感じて「抵抗できない」と思っていたお陰で長年に渡って無力感を覚えていましたが、そこからもようやく解放されつつあると思います。

  2. あ、上のコメントに書きそびれましたが・・・バイロン・ケイティの動画はどうやら有料のようですね(^_^;)お手頃価格ではありますが。

    • コメントありがとうございます!PCの前におりました。(*^_^*) 日本語の文章の一番下を見てみてくださいね。

      「2015年10月31日まで、無料ダウンロード。日本語版をダウンロードするには、こちらをクリック。」

      という一文がありますので、それをクリックすれば、すぐに観られますよ。

  3. 楽しく記事を読ませていただいています。
    目覚めの記事について、少し引っかかってしまったので
    コメントさせていただきました。
    覚醒体験をされたと書かれていますが、文面からはそのような印象は受けなかったです。
    なぜかと言うと、あゆかさんは思考はコントロールできない、と書いてありますが、
    思考をコントロールできるようになることが悟りだからです。
    そして数々、文の中に断言している箇所がありますが、
    それもマインドの特性になります。
    覚醒した方は思考に使われなくなりますので、覚醒した。というのに違和感を覚えました。

    マインドは覚醒体験やいろいろなものを作り出してしまいますが、
    そういったご自分に苦しさはないのかな?と感じました。

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