友人のタイプを変えたい

今回もコメントのお返事をいたします。こちらのコメントです。ありがとうございます!

突然ですが、本当に繋がりたい人と繋がれるようになるコツを教えて頂けませんか。物心ついた時から、両親が人間として好きになれなかったのですが、「世の中にはこんな人達しかいないのだから、嫌いだけど合わせなければいけない」という思いが強くなり過ぎてか、変な人達との縁ばかりが出来るようになってしまいました。具体的には、気に入らないとスグ暴力を振ったり、攻撃するような人や、被害妄想で人の悪口や愚痴しか言わないような人達です。他人に嫌がらせばかりするような人達で、側にいると大変不愉快で嫌なんです。<省略>本当は、もっと自立していてバランスのとれた人達と縁を持ちたいんです。どうすれば良い縁を持てるようになれるのでしょうか?

ご両親とそれらの方々に似たところはあるかをお尋ねし、共通点があるとのことでした。また、小さいころ身近な周囲(家庭内)に自立してバランスの良い人はいなかったとのことです。

さて、前回も書きましたが、短い文章でその方の背景を知ることはほぼ不可能ですので、書いてあることがマッチしない場合は、忘れてくださいね。見当ハズレなことを書く可能性大です。

また、私はコツというものは書けないんです。コツはお手軽ですが、どうしても表面的で、結局解決にならないからです。なので、いつも通りまじめ(笑)にお返事させてください。

ということで、まず、自分はこのように生きたくないと意識していらっしゃることは、とても素晴らしいことだと思います。人間はともすれば、周囲と同じように生きてしまうものです。

でも、なぜ周囲と同じようになってしまうかというと、ある意味それしか知らないからなんです。違うふるまい、違う反応、違う見方を身近に提示してくれる人がいないと、同じことが代々繰り返されがちなんです。

なので、家族の中でも「こういうのは嫌だ!」と強く思うメンバーがいることは、実はとても大きなことです。家系のパターンを変えるきっかけになることも多いですよ。

さて、ですが、というか、だからとも言えますが、これはやはりそれなりに時間のかかる癒しの旅になるだろうと思います。

というのも、物心ついた時から・・ということで、育った環境から無意識に吸収してできあがったコア・ビリーフ(核の思い込み)やセルフイメージが、かなり深く刷り込まれていると思うからです。

好き嫌いは別にして、どうしても私たちは、親の持つビリーフ、世界観に影響を深く受け、無意識の行動や思いに出てきてしまいます。

そうなるとどういうことが起きるかというと、バランスが良くて自立している人を求めても、次のような可能性が生まれるのです。

①親と共有した世界観、ビリーフで人を見ているために、自立してバランスが取れた人に会っても気づかない。または、ピンとこない。また、自立してバランスが取れているように見える人に惹かれる。しかし、実際につきあってみると、そうじゃなかった・・・・となる。

②または、そういった人たちと友達になり、初めは心地よいかもしれないが、お互いが暗黙に理解していること(こういうときは、こういう反応があるだろう、といったようなこと)が違うので、次第にかみ合わなくなり、お互いしんどくなる。

バランスが良くて自立している人は、基本的に家庭に「信頼」がある中で育っているものです。たとえば、泣いたらなぐさめてくれる、助けてくれる状態が日常で育った人と、泣いたら怒られる、放っておかれることが日常になっている人では、無意識に感じている世界観、物事の解釈、暗黙の了解、話し方や歩き方、姿勢などなど、当然ものすごく違ってきます。(もちろん、これらは性格と混ざり合います)

でも、これらは育った環境の中で無意識に形成されるので、あまり自覚がないのです。当たり前すぎて、指摘されても分からないかもしれません。でも、これが違うとなかなかお互いにピンとこないんですね。

たとえば、信頼ベースで育った人は境界線がしっかり引けているので、その人が無意識にとった行動を、不安ベースの人は「ドライ」と取ってしまうかもしれません。

または、両親が攻撃的だったり、または皮肉っぽい話し方をお互いしていたりすると、普通に話しているつもりでも、信頼ベースの人には「責めている」ように聞こえたり、皮肉ぽく聞こえてしまうかもしれません。

これは数万パターンのうちのほんの一例ですし、実際には、「信頼ベース」「不安ベース」ときっちり分けられるものではありません。ただ、人間関係は、かなり微妙なところで無意識にお互いが一緒にいて楽だとか、ストレスになるなぁとか感じているものです。

では、どうやって自分のパターンを変えるか?

この例に限らず、変化が難しい理由は、変化の鍵が「無意識」のなかにあることです。つまり、当たり前になりすぎて、気づくこともできない思いや感覚にまずは気がつかないといけないんです。これが難しい。でも、それが変わったとき、はじめて真の変化が起きるんです。

では、気づいていないことにどうやって気づくか? とりあえずとっかかりとして、今の自分から始めます。つまり、どんなときに不安、恐れ、無力感などが出てくるのか?を見つめ、そこからそれがいつごろからあったのか?を見ていきます。できれば、できるだけ小さい頃まで遡れると良いですね。

そして、自分が小さいころにどんなビリーフやセルフイメージを無意識に抱いてしまったか?を見ていくんです。そしてそれらの思いにくっついているだろう、恐れや不安、怒りや無力感、ショックなどを癒していくワークになると思います。

カウンセリングと体に働きかけるセラピー(EFTやマトリックス・リインプリンティング、ほか)の両方でやっていくのが最適です。

実際の癒しの旅は、こんなふうに段取りよく行くものではありません。でもだから、一人一人のユニークな旅が美しいんです。

ご質問の方のような家庭に育った人は、実際とても多いです。で、多少癒しに時間はかかりますが、現在では、新しい人間関係を楽しんでいる人をたくさん見ていますし、知っています。

ひょっとすると、初めから信頼がある家庭に生まれてきたかったと、今は思っているかもしれません。しかし、癒しの旅が終わった頃には、自分は何も損をしていないし、失ってもいないし、むしろ得たものが多かったな・・・ときっと思っていることでしょう。それが、癒しの醍醐味ですね♪

 

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友人のタイプを変えたい」への6件のフィードバック

  1. あゆかさんこんにちは。
    楽天ブログ時代から読ませていただいています。
    今回の記事の、育った環境の話は、まさに私のことのように感じながら読みました。

    >なぜ周囲と同じようになってしまうかというと、ある意味それしか知らないからなんです

    全くそのとおりでした。
    昔は、人から褒められたり優しくされた時にどんな態度をとればいいのかわからず、かえって居心地の悪い思いをしていました。
    それで、成熟した優しい人を避け、友人関係も異性関係も、自分と(つまりは親と)似たような傷のある人にばかり惹かれていきました。そのほうが楽だったのです。

    >泣いたらなぐさめてくれる、助けてくれる状態が日常で育った人と、泣いたら怒られる、放っておかれることが日常になっている人では…

    そうそう、まさにこれです!私は後者でした。
    泣くと怒られる、怒ると怒られる、状況によっては笑ったりはしゃいだりしても怒られる。
    やがてすっかり感情を失くして、自分が何を感じているのか、いつ何をどう感じればいいのか、全くわからなくなっていました。すると今度は「あんたは冷たい」と怒られる…

    ほとんど30歳になる頃に大きなきっかけがあり、それから長い癒しの旅が始まりました。
    あっちのセミナーこっちのワークショップ、山ほどの本、あれこれのコースの受講etc.etc.
    長い時が経ち、今はそれらのものからも少し離れていますが。

    ずっと前に聞いた、あるカウンセラーの話を思い出します。
    重度の神経症に苦しむクライアントの、
    「私、治るでしょうか」という質問に対し、カウンセラーはこう答えました。

    「あなたの言う“治る”ということが、失くした足がまた生えてくるようなことを意味しているのなら、それは治らないかもしれない。
    けれど、足があった時よりももっと素晴らしい生き方ができるようになる、という意味でなら、治る」

    癒しの旅の目的地は、初めから信頼ある家庭で育った人と同じになることではなく(なれません)、これでよかった、私はこの道を通りたかったのだと、喜びと感謝をもって運命を受け入れることができるようになることではないかと思っています。

    私の両親はもうこの世にいません。
    両親は愛し方を知らなかったけれど、彼らなりにせいいっぱい愛してくれたのだと、今は温かくそう思えます。
    ここに来るとまたいろいろなことがクリアになる気がします。ありがとうございました。

  2. あゆかさん、本当にありがとうございました!
    今回の記事には思い当たる事が多すぎて、夢中で何回も読み返しました。
    今の状態のままだとバランスの取れた方と出会う事すら難しいというのは薄々感じてましたが、こうして解り易く説明されると物凄く納得できます。ショックではあるけど、心を癒す事で新しいご友人を得た方も沢山いるとの事なので、私も自分の奥深くを見つめる旅を進めて行きたいと思いました。
    あゆかさんのブログは読んでいてとても心地が良いです。
    細かい感想を書き始めるときっと止まらなくなるので、ざっくりとした感想だけにしておきますが、自分の状況と進むべき方向が解ると、こんなにもスッキリするんだと嬉しく思いました。
    私は私の癒しの旅をそのまま受け止めて生きていきます。
    ありがとうございました。

  3. あゆかさん、こんにちは。
    先月初め、あゆかさんの「ネガティブ・ナルシズム」についての記事に出会ってから、過去の記事を一気に遡って読ませていただきました。
    なんでこんなに…と思うくらい、あゆかさんの言葉が響きます。

    今回、「実際の癒しの旅は、こんなふうに段取りよく行くものではありません。でもだから、一人一人のユニークな旅が美しいんです」というあゆかさんの言葉に、私の中にあった、癒しとはグロテスクで辛いプロセスだという思い込み(エゴ)に気づきました。

    そして、Tuuliさんの「癒しの旅の目的地は、初めから信頼ある家庭で育った人と同じになることではなく(なれません)、これでよかった、私はこの道を通りたかったのだと、喜びと感謝をもって運命を受け入れることができるようになることではないか」という言葉に、涙がこぼれました。
    自分をまるごと受け入れることも、私の中では「自分の理想形に修正できた後で」という条件がついていたことに気づきました。

    あゆかさん、やんやんさん、Tuuliさん、大きな気づきをありがとうございました。

  4. あゆかさん、こんにちは。
    私も、今回の方のように、両親を受け入れられずに生きてきました。
    「なんでこんな家に生まれてきたんだろう」という気持ちがいつもあり、
    もしもシナリオを書いて生まれてきたのならば、自分はなんて愚かなのだろうと、
    自分を責めたりもしていまいます。
    いつかこの家に生まれてきたことに感謝できる日が来ることを願っています。

    私の場合は、両親があんなだから私がこうなったと思って両親を責める気持ちがありますが、本当は今の自分を受け入れられず否定しているから、両親に対して責める気持ちを持っているのだと思います。今の自分を受け入れられて肯定できたら、両親への気持ちも変わっていくはず。本当の癒しは、両親を責めて、両親に非を認めさせることではなく、傷ついて泣き続けて苦しんで、それでも今まで生きてきた自分自身を認めて、少しずつでも認めていってあげることだと思い、自分に優しい言葉をかけてあげるようにしています。

    もし、「憎む」「恨む」それも一番身近な存在の両親にそういう感情を抱いて「苦しむ」という経験をさせるために、あえてその役を演じてくれているならば、両親に対する見方もだいぶ変わります・・・。

  5. Tuuliさん、やんやんさん、Kiyoshiさん、さくらさん、素敵なコメントをありがとうございます。皆さんが、本当に深く生きていらっしゃるご様子が手に取れて、私は感動してしまいます。年のせいでしょうか? いずれにしましても、今後ともぜひブログをご訪問ください。いつか皆様にお会いできましたら幸いです。

  6. 日、テレビで独身20代のOLへのアンケートで、理想の結婚相手は、自分の父親と答えた人が6割?だったか、自分の中では、かなりの数でビックリというか、ショックでした。
    そういうひとは、ごくまれにいる程度だと思っていたからです。
    理想の理由は、自分を大切にしてくれる。肯定してくれる。家族のために働いてくれる。かわいがってくれる。優しい。等でした。
    いいなー。と、単純に、思いました。
    お父さんから、そんなふうに扱ってもらえたら、幸せだろうなー。と、思いました。
    私は、父のこと好きな方なのですが(誉められたいという思いがある)、父は絶対誉めてくれない。自信なくすようなことしか言ってくれない。それでも、父の顔色を伺いながら、接して、明るくふるまっても、私のことを失敗作だといいます。
    全てが父の理想通りだったら、成功になるのだと思います。そんなの、無理だということを、父は、わからないのです。
    人は、皆、違うということが、父の中には無いのです。
    私にとっての幸せは、父からみたら、不幸にしかみえないようです。
    父は、一生、私のことを、失敗だと思って生きていくのだと思うと、自分って一体なんなのだろうという気持ちが、消えません。
    もう自分は、いい大人ですけど、父から誉められてみたい。よしよしって頭なでられてみたい。
    がんばっているね。えらいね。かわいいね。(服や髪型)似合っているよ。その考えいいね。とか、言われてみたいです。どんなに幸せなことか。。。

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