“眠った機械”?から起きてみよう♪

『人間とは、機械のようなものだ』
『ほとんどの人が眠ったまま生きている』
By グルジェフ

このグルジェフの言葉を読んだとき、当時の私は少しムッとしました。人間が機械のようなものって・・・、そんなことはない、感性も豊かにあるし、心ある存在だ・・・、それに私は目をぱっちり開けて必死に生きているぞ、と。

しかし、好奇心に引きずられそのまま読み続けると、とても納得したのです。

で、

“あの人はなんでいつも私にあんな態度を取るのだろう。(怒り)”
“私があの時もっと気を付けていれば・・・。(後悔)”
“どうして私だけこんな目に遭うのだ。(自己憐憫)”

これらはとても普通な思いや感情に見えるかもしれません。

でも、これがグルジェフの言う「機械」で「眠った」状態なんです。

説明させてください。

グルジェフがいう「機械」とは、状況に対してただ反応している状態のことです。誰かが何かを言った、何かをした、それに対して自動的に怒りや悲しみが出るなど。

そして、「眠った」とは、「ただ考えている」状態のことです。湧いてくる思いをそのまま全部信じているんです。おしゃべりが流れているヘッドフォンをしているとしたら、そこから聞こえてくる話をぜ~んぶ鵜呑みにしている状態です。

“私はいつも貧乏ぐじを引いてばかりいる。こんなに頑張っているのに、あぁ~~。あのときもダメだったし、どうせこれからも・・・(ストーリーは続く)”などなど。

なので、一つはまず自分の思い、思考、考え(言葉はなんでも)にきちんと気がついて、それはほんとう?などと突っ込めるようになると、夢から少し目覚め始めます。

グルジェフはまた世界中、特にインドを旅して廻り、多くのヨギたちに会ってきました。そこで、“逆立ちのまま何十年と暮らせるほど肉体のスキルを高めていても、自分の潜在意識に気づいていなかったら、何の意味もない”と、言い残しています。

なので、ヘッドフォンから流れる話に突っ込みが入れられるようになったら、その次は、「潜在意識の思いに気づくようになること」なんです。

これが、グルジェフの提案する「意識的に目覚めた生き方」です。

で、それを十数年近く(きゃ~、年月が経つのが早い!)実践してきて、深いレベルでも浅いレベルでも思考の奴隷から抜け出せたことに、ほんと~~にひたすら感謝しています。

おかげでハートの声もとってもクリアにもなったし、思考とは、相手にしているのもバカバカしいぐらい、いい加減で当てにならないものだ、ということもよく分かってきました。

そしてさらに言えば、私たちは「解釈マシーン」だということもよ~く見えてきました。

出来事や状況を常に解釈しているんですね。基準はいつも「自分にとってどうか?」です。

たとえば、先日「長男が次男をいじめているのを見ると、すごくイライラする」というワークをさせていただきました。

お聞きしていくと「私の育て方に問題があるのかもしれない」「私はうまくやっていない」「私は良い母ではない」といった思いが見えてきました。

つまり、長男の行動は自分の価値にとって良くないのです。母としての自分の価値が脅かされてしまうためにイライラするんですね。

このように、自己価値や自分が信じていること、自分の価値観や信条、または自分の大切な所有物などなどが脅かされると、私たちはたちまち感情的に反応します。

なぜかというと、それらは最終的に「私の生き残り」にかかっているからです。

例えば、「私はバカだ」というセルフイメージがあったとします。これが苦しみになってしまうのは、「バカな私は、周囲に充分受け入れてもらえないし、食べていけない」と無意識に思っているからですね。

ですので、当然「バカじゃない私」でいるように努めます。ところが“えっ、これが分からなかったのですか?”などと言われてしまうと、「私はバカだ」ボタンに触れ、感情が発動します。(機械のように)

ということで、私たちの多くは「機械のように状況に反応し」「すべての思考を鵜呑みにして眠ったままで」「生き残るために頑張っている」のです。

道理で多くの人にとって生きるのが大変なはずですよね。

気持ちが暗くなってしまったでしょうか?

では、結論だけ先に書いてしまうと、

私たちは思考から抜け出せることも十分できるし、そして、幻想としての私(溝口あゆか、そしてこのブログを読んでいるあなた)は、真の私の外に出ることは決してできないんです。

つまり、小波は決して大海の外に出ることはできず、大海である真の私たちのなかで十分に守られているということです♪

なので心置きなく、ハートベースで歩んで行きませんか?

 

☆お知らせ☆

ロンドンカウンセラー養成コースの卒業生である葵井美香子さんが、新刊を出しました!  「あなたに奇跡と幸運があふれだす「ゆるふわ」の魔法

ハートの声の聴き方、自分の愛し方、境界線の引き方などなど、実生活に即した誰にもありがちなストーリーを通して分かりやすく語りかけてくれています。私が伝えたいエッセンスがたくさん詰まった本です。卒業生の活躍は、とても嬉しいです♪

 

“眠った機械”?から起きてみよう♪」への5件のフィードバック

  1. こんばんは!

    あゆかさんとの初めの出会いは

    「愛されるオーラ」になるスピリチュアルな方法―運命の人と幸せになる!

    の本だったように記憶しています。
    今でも印象深い本です。

    直接お会いしたことはありませんが、今、こうして今のあゆかさんをブログで拝見できることに、何やら不思議な感じがします♪

    私はいわゆる悟りの境地、絶対的安心はまだ知りませんが、このお話は共感できます。まだ頭の理解なので腑に落ちる時が来てほしいな…

    またブログ拝見させていただきます(^^)

  2. あゆかさん、こんにちは。

    12月21日のウイルあいちで、初めてセミナーに参加させていただきました。どうもありがとうございました。

    セミナーではワンネスについて質問させていただきました。あゆかさんの「ワンネスというものもストーリーです」というお答えに、とても大きな衝撃を受けました。今まで自分が少しづつ積み上げて辿り着いたものが崩壊したように感じて、帰りの新幹線の中では、胸にポッカリと大きな穴があいたような状態でした・・・

    その後も同じような状態が続いて、あたたかな光の国から荒涼とした世界に投げ出されたような感じでした。ルパート・スパイラさんの「プレゼンス」を読みました。「安全な拠り所であるかっての思考パターン、感情パターンに戻ろうとする気持ちが強く働くこともあるでしょう」という状態なのかも知れませんが、日々の生活がモノクロームのように感じられています。悟りの一瞥体験を経ずに非二元の真実にふれたので、受け入れることが出来ないのでしょうか。

    ワンネスの中では、人間がこの世界に生まれたのは「魂の成長」のためと、私は確信してきました。「この今が唯一の今で、平安、幸福、愛のすべてが今ここに、この状況にある」のならば、架空の存在としての私は何のためにあるのでしょうか。この点が私のアイデンティティー崩壊のおおもとにあると思います。

    あゆかさん、この点についてご教授いただけますでしょうか。
    未熟な文章で申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。

    • こんにちは!セミナーにご参加頂きありがとうございました☆

      私自身も“真の私は魂の存在で、魂の成長のためにこの世に生きている”というストーリーを心底信じ、また、当時の私をものすごく支えてくれ、確実に私には必要なことでした。ですので、他者の支えを奪ってしまったような気がしまして、大変申し訳なく感じます。

      ワンネス自体は間違いではなく、分離は幻想である、というところまではある意味同じなんです。ただ、アイデンティティをワンネスの世界のなかを成長していく分離した個(人間の自分であれ、魂の自分であれ)に置くのか、もともと分離した個としての自分は存在しなくて、はじめからワンネスそのものが自分だったのだ・・・・と、アイデンティティをワンネスの自分に置くか・・・・ということなのです。

      わかりにくいでしょうか?

      ワンネス(気づきの意識)の自分の観点から、幻想の自分を生きるのか、幻想の分離した自分としてワンネスを目指すのか?この違いは大きいんです。

      そして、個である架空の私のストーリーも、気づきの意識そのものであって、とても大切で、愛すべきものだと私は思っています。

      また、いつかお会いできましたら幸いです☆

      • あゆかさんの言葉、あたたかい愛に満たされているようです。
        ありがとうございました。

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