初期設定をハート♥にしてみる

 

写真:山村琴美

写真:山村琴美

花瓶に差したしゃくやくが豪華に咲いております♪ 

さて、ロンドンのカウンセリングコースIntegrated Counselling Diploma Course) の募集を始めました!(お申し込みの対応は、5月7日以降になります。)

ということで、関連したお話を・・・・。

話はずいぶん遡りますが、大学で美術史を学んだ私の卒業論文のタイトルは、「画家の潜在意識と作品」(みたいな感じ)でした。

担当教授に“画家の気持ちを知るには、模写を何度もすることだ”と言われ、そうなのかなぁと思いつつ、ためしに何枚も模写をしてみると、同じモチーフが何度も出てきたり、それらのモチーフの位置や影や光の描き方から、画家の思い入れや郷愁、熱望などがほんとうに感じられてきたのです。

画家の心の中にないものは、決して絵に現れることもなく、画家が心の深いところを表現できたとき、見る側の心の深いところに触れることができるのだなぁとつくづく感じました。

なんでこんなことを書いているのかというと、やはり潜在意識(普段気が付いていない思い)は、私たちが創り上げるもの、つまり私たちの人生に大きな影響を与えていると言わざるを得ないからです。

と書くと、“そんな話はもう知っている。”と思う方も多いかもしれません。ところが、ほんとうに多くの人が、

「思考レベルで潜在意識のしくみを理解して、思考レベルで潜在意識にワークしたつもり」になっているんです。

続きに行く前に、ちょっと新しいたとえで潜在意識のおさらいをさせてください。

まず、潜在意識と一言でいっても、考えずに運転できる能力などいろいろありますが、人生に大きな影響を与えるものは、「ひな型」もしくは、初期設定、もしくは、テンプレートと私が呼ぶものです。

たとえば、初期設定が「私はいてはいけない人だ」であれば、人生のベースはそれになります。設定自体は、6歳以前のかなり小さないときになされるため、私たちが普段気が付いていることは滅多にありません。

そうすると、ありがちなのは無意識に「いても良い私」になろうと頑張ったり、ほかの人と比べて自分が劣っているように感じたり、なんかいつも不安、なんかいつも寂しい感じ・・・などなど、いろいろな形で表に現れてくるでしょう。

そして次に最もありがちなのが、初期設定を変える代わりに、自分が得た知識などでそれを思考レベルで解決しようとすることです。

“私はなんでいつも人と比べてばかりいるのだろう。そうだ、きっと自己価値が低いからだ。だから、自分を愛さなければ。自分をもっと褒めてあげよう、受け入れてあげよう・・・”などなど。しかしこれは、かなり努力が必要な割には効果があまり望めません。

もちろん、もしそれまで自己否定しかしてこなかったとしたら、これはこれで大きなステップには違いありません。

ですが、潜在意識はある意味コンピューターのようなもので、一度刷り込まれたものはそのまま機能し続けます。しかもそこには、感情もぐしゃっとくっついているのですね。なので、意識上でどんなに努力をしても、やっぱり基本的には同じように感じ、同じような行動を取ってしまいます。

本当に必要なことは、「私は自己価値が低いからだ」と結論に飛びつく前に、自分の初期設定の思いを知ることですね。そして、それにくっついている感情を解放し、初期設定を解除することです。

初期設定を変えずに、スクリーンの模様を変えたり、書き込む文章を変えても(見方を変える)、深い変化は起きないのですね。そして、初期設定の思いは考えただけでは、決して分かりません。なので、潜在意識にアクセスするツールが必要なのです。

さて、私は考えてみました。

どうして、これほど潜在意識の働きの重要性を書いたり、話をしたりしても、思考レベルでものごとを解決しようとする人、自分の事情を話してアドバイスが欲しいと聞いてくる人が後を絶たないのか? 

そこで、思ったのです。自我が持つ初期設定があるのでは! それは、

「思考を手掛かりに生きていく」

という設定です。なので、

● 新しい見方、考え方を提示してくれる人が好まれる
 どう考えたら良いかを教えてくれる本がよく売れる
 世界のしくみを解く理論、説が好き
 ヒント(考え)をもらえば、心の悩みも解決できると思ってしまう
 考えに従って生きていくことになれきっている

という状態が社会に蔓延しているのでしょう。(社会はエゴベースだから)

なので、どんなにハート中心でいこう!とか、考えるより自分の深い部分や体の感覚を見つめましょう!と書いても、ハートについて考え始めてしまったり、多くの人があっという間に理解すること、考えに頼ること、しくみを知ることに興味や意識が戻ってしまうのかもしれないと思ったのです。

もちろん、考えるなと言っているのではありません。考えること自体は、とても有効なツールです。

さて、ロンドンのカウンセリングコースが目指していることは、初期設定がハート中心になること、そして、潜在意識の深いレベルでワークするツールを学んでもらうことです。

そして、私が最近まで気が付かなかったことは、初期設定をハートにし、潜在意識のレベルで癒していくことは、実は自我の解体をしていたということです。

「私」がいかに楽に生きるかを追求していった先に、その「私」がいなくなる体験をするとは、夢にも思っていませんでした。そして、そのプロセスは今でもどんどん深まっています。

私の悟りのティーチャー、ルパート・スパイラさんのリトリートに行ったとき、はじめてリトリートに参加したと伝えたら、とても驚かれました。ルパートさんは知りませんが、振り返ってみれば、エゴの解体作業を10数年知らずにしていたのです。

ということで、見方、考え方を変えるだけではなく、苦しみの根本である自我へのワーク、そして潜在意識へのワークに興味がある皆さん、今年もどんなユニークな魂が集まり、ともに歩む友が増えるのか、ロンドンでお待ちしております!

 

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潜在意識の心にしくみ
自己愛について

5月17日(土)13:30~16:30、名古屋(ウィルあいち)、参加費6000円、ご興味ある方は、jun@well-ness.net(三田)までメールでご連絡ください♪

 

初期設定をハート♥にしてみる」への6件のフィードバック

  1. いつもありがとうございます。
    潜在意識にあるブレーキなりブロックなりを、「勇気」によって突破しようとするアプローチについてはどうでしょう? 勇気を出して執着を手放す、怖いけれど嫌われる勇気を持つなど…。
    私は最近、自分が本当に怖がりでがんじがらめになっていることに気づきはじめ、勇気を出してそのパターンを崩したいと思いつつ、やはりだめだった…の繰り返しです。もう、この惨めで小心者の自分をやること、そしてさまざまなネガティブな感情を経験することが私の役割なんだ、と割り切って(いなおって?)しまおうかという気持ちにもなってきました(それがいくら「本来の自分の姿」とかけ離れたものだとしても。本当はその本来の素晴らしい自分というものを経験してみたいという気持ちもあるけれど…)。
    どうなんでしょう??

    • こんにちは!コメントをありがとうございます。

      >私は最近、自分が本当に怖がりでがんじがらめになっていることに気づきはじめ、勇気を出してそのパターンを崩したいと思いつつ、やはりだめだった…の繰り返しです。

      怖がりということなのですね。どういう怖がりかわかりませんが、それは意識上のことですね。潜在意識のコア・ビリーフはわかりましたか?怖い理由は、潜在意識に何らかのビリーフ(思いこみ)があるからですね。また、それがいつできたかなど?

      そういったことを見つける前に、「私は怖がりだ、潜在意識になにかブロックがあるに違いない、でも勇気を出してやろう!」というのは、思考レベルのワークで、ちょっと乱暴です。なので、とても無理があります。

      潜在意識の話をしても、思考レベルで解決しようとしてしまう例のように見えます。もう少しきちんと自分の潜在意識を見ていく、ていねいなワークが必要かなと思いますよ。

      • ありがとうございます。
        コア・ビリーフとしては、「人の期待にこたえなければ(もしくは役に立たなければ)存在することを許されない」、しかも「その努力すらきっと届かない」、という身も蓋もない思いを抱えているようです。それで失敗を極度に恐れ、結果にとらわれ、やりたいことをやる時ですら素直に楽しめないのがしんどいです。
        いずれにしても、楽になりたいあまり早急に答えを求めてしまっているところがあるんだろうなぁと思いました。忍耐強く気長に取り組んでいくしかないのでしょうね…。
        お返事ありがとうございました。

  2. おはようございます。
    「思考を手掛かりに生きていく」、まさになるほど思い当たります。

    楽になりたくて、人生の意味が知りたくて、スピリチュアルや宗教、心理の本をたくさん読んでいました。
    思考ベースでものごとを解決しようとしていくと、ある程度は楽になるのですが、すぐにまた新たな悩み、苦しみが湧いてきて結局疲れてしまう、ということを何度も体験しています。

    潜在意識って潜在してるから、わたしのような一般人が思考でなんとかしようとしても、限界があるような気が・・・(間違っていたら、すいません。)それこそほんとに苦しい時は、プロにおまかせした方がいいかなと思います。

    それに、今はもう究極の幸せを探すより、「普通の人生送れたらそれでいっか~。」ぐらい肩の力が抜けました。

    もちろん、日々瑣末なことで怒り、悩み、喜んでいます。
    その後ろには、あゆかさんのおっしゃる「ハート」がしっかり礎としてある、と思うと、自分に甘く?ネガティブになるときはネガティブになっています。
    ネガティブでも私は大丈夫!なんですね~。ハートはいつもここにあるから。

    これからも、もっとハートを感じられるように、ヒントをブログでいただけるとうれしいです♪

  3. 私は恒常的に、自信が持てないとか、存在不安があるなどを抱えていました。
    そして、その課題を解決すべく、感情解放セミナーや、セラピーや、何人ものカウンセラーさんにお手伝いいただいて、感情を解放したり、心理療法をしてきました。
    一時は気分が良くなってセルフイメージが上がるものの、しばらく経つと元に戻ってしまう感じでした。

    そんな中に、この記事を読んで、根本的なところが癒えていないのではないか?と思いました。
    そして、カウンセラーさんに話を聞いてもらう際に、
    「私が逆子で生まれたから何か罪悪感があるかも」って仮定していたら、

    悲しみと、身体の嫌な感覚がふっと上がってきて、
    いままで無いと思っていた信念が見つかったのです。
    「逆子で生まれてごめんなさい」
    とか、
    「迷惑をかけてしまった私は存在する価値は無い」
    というような、信念です。

    そして、これらの感覚を体感として深く感じて解放したのでした。
    数日経過した今は、心が平和で、安心感に包まれています。
    この感覚は、今までに無い感覚だと思います。
    本当にありがとうございました。

  4. 私も相当な難産で生まれてきたらしく
    「迷惑かけてごめんなさい、生まれてきてごめんなさい」
    が強固にあったようです。
    そのために、人が生きる価値を見出せない、
    人を許すということがよくわからない(自分の存在すら許してないから)
    のだったと、つい数日前に気付きました。
    こちらの記事も大きなきっかけのひとつとなりました。
    あゆかさん、本当にありがとうございました。

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