過去を癒さないとまた悪い事が起こるの?

kotomi 08Jan14遅ればせながら、あけましておめでとうございます!本年も宜しくお願いいたします。ブログを読んでくれる皆さまがいらっしゃることに改めて感謝しつつ、今年もさらに気持ちはゆるく、行動は活発に行きたいと思っております♪

さて、今回もコメントにお返事させてください。コメントをありがとうございます!

(質問は)過去の自分の、辛かったある経験についてです。今現在の自分は、「当時は自分の存在を消したいほど辛かったが、今は状況もなんとか収まっているし、その状況を引き寄せたのは、至らない部分を持った自分にも落ち度はあったのだから、今後は気をつけていこう」と思っています。でも、現時点では自覚のない、当時の自分自身が感じた辛い感情を解放するプロセスというのは、やはり必要なのでしょうか?心の中で当時の自分自身にアクセスしようとしても、存在が全く感じられないのです。<省略>いろいろな思い込みや記憶をクリアして新しい自分になりたいのですが、人生最大のショックであった出来事ときちんと向き合わなければ、また同じことの再現が起こるのでしょうか?

まず、「やはり必要なのでしょうか?」というご質問ですが、必要かどうかよりも「自分がしたいかどうか」なのかなと思います。

ただ、どうしてこういうご質問が沸いてくるのかは分かる気がします。スピリチュアル系の本の中には、低い波動(ネガティブな思いや感情)が悪い出来事を引き寄せる・・・というようなことが書かれているものがありますね。恐らくそういったことを想定していらっしゃるのかなと思います。

たとえば、小学校のときにいじめに遭い、そのときに「私は醜い人間だ」「私は犠牲者だ」「私は弱い」などといった思い込みが出来上がり、無力感、怒り、悲しみといった感情などいろいろ感じたとします。

で、確かに一度いじめに遭っていると、中学校や高校でもまたいじめに遭ってしまうということは良くあります。私もそういったクライアントさんに何人も会いました。では、それは彼らの中の癒されない部分がが引き寄せたのでしょうか? ある意味その通りですが、もう少し細かく見ていきたいと思うのです。

もし、ある人が「私は醜い人間だ」と心底信じていたとしたら、普段どんな言動になるでしょうか?その人のもともとの性格によっていろいろですが、ある人は引っ込みがちでどこか暗い感じになったり(醜い私は隅っこにいるべき・・・)、ある人はちょっとしたことで言い返してくる(絶対犠牲者なんかにならない!)など、必ず普段の言動にでるんですね。

また、「私は弱い」と深く思い込んでいて、クラスのみんなの前で堂々と発表するとか、くったくなく楽しく友達と話をするとか、そういったことができるでしょうか? おそらく出来ないでしょう。では、明るくて活発で話しかけやすい人と、暗い感じや攻撃的な人とどちらがいじめの対象になりやすいでしょうか?

いじめられるのは、その人が悪いといっているのではありません。どんな場合でも、人をいじめて良い理由など一つもありませんので。ただポイントは、私たちが普段無意識にとっている言動が状況を作っていることがとても多いということです。

また、2回も3回もいじめに遭うと、思い込みが強まっていきますので、そういう目で人や世の中を見始めてしまいます。すると、いじめに遭っていないのに、「いじめられた!」と感じてしまったりすることも多いです。こうなると、ない出来事もあったことになってしまうんですね。

でも、もしその人がいじめられたときのショックや感情を癒し、「私は醜い人間だ」から「私は悪くない」「私は大丈夫だ」という思いに変わったとします。そうすると当然ふるまいや周囲に与える雰囲気、言動が変わっていきます。そうなれば、当然経験することも変化していきますし、その人に対する周囲の態度も変わっていきますね。

もし、過去にとてもショックだった出来事を癒していなかったとしたら、そのときに出来た思い込み、抱いた感情による影響は、毎日の自分の言動のなかに必ず出ているはずです。そして、それが状況を作り上げ、思い込みに沿った経験をします。

ただ一番多いのは、同じ出来事が繰り返し起こるというよりも、過去の癒されていない心の傷が知らず知らずのうちに今の自分の可能性に制限をかけているというパターンです。

本当はもっと自分の才能を伸び伸びと生かせるのに、ほんとうはもっとスムースに行くのに、気づかない恐れの思いで複雑にしてしまっていた・・・などなどです。“悪いこと”が起きているわけではないし、今までずっとこんな感じで来たから、とくに問題を感じていない・・・といったパターンが多いですね。

しかし、心の傷を癒したとき、あれっ!こんなに楽に生きられるんだったんだ!、もっと早く癒しておけば良かった~と初めて気づくという感じです。

それならよし、過去のショックな出来事と向かい合おうと思ったとき、コメントの方がどのようにやっていらっしゃるのか分かりませんが、ただ目をつぶって思い出そうとしても何も感じられないことは、よくあることです。ある意味そのためにセラピーのツールがあるんですね。

潜在意識の深いところにどうアクセスするかは、ブログで書くにはあまりに無理なのでここでは省きます。ただ、コツは普段から体の感覚に慣れ親しんでいることです。なぜなら潜在意識への窓口は、思考ではなく感情であって、感情をよく感じるには体に集中しないといけないからです。

さて、話の角度を少し変えると、ショックな出来事を振り返って、“あぁ、あれが起きて本当に良かった。そのおかげで私は自分について、そして生きることについて多くを学び、一つ高い位置からものごとが見られるようになったなぁ。しみじみ・・”となったとき、真の意味で癒しが終了したと言えるでしょう。

もし癒しをする理由が、悪いことが起きることを避けるためだったり、または、今の自分はいまいちで、癒して良い自分にしたいから・・・だとすると、たぶん険しい道になってしまいます。なぜなら不安と自己否定がベースになっているからです。

それよりもまずは、ハートの深いところに“私が本当に本当に求めているものは何?”と尋ねて見ませんか? これ(物)があったらいいな、こんなふう(状況)だったら良いなというレベルではなく、もっともっと深いところに尋ねてみましょう。

あなたのハートの奥深くに輝いているもの、見つけたとたん涙があふれてくるような心の底から欲しているもの。自由?つながり?無限の可能性?愛?真実?創造性?何でしょうか?

そして、見つけたときなぜ涙が出てくるか分かりますか? それは、それが自分がずっと求めていたものだったのだとはっきり分かり、そしてそれは自分の中にずっとあったことが分かるからです。

自分はもう求めるものを持っていて、また自分はすでに求める姿であると知った上で、どうして普段私はそれを感じられないのだろう?どうして普段それが見えないのだろう?と振り返ってみましょう。そして、それを塞いでいる思いや感情を癒していくのはどうでしょうか?

ハートの奥底にある純粋な欲求を中心に持ってきたとき、癒しはうんとスムーズになり、また望まなくても人生は私たちに多くのものを与えてくれるようになりますね♪

PS:現在悩んでいること、苦しいことがある場合は、それから手をつけることをお勧めします。

過去を癒さないとまた悪い事が起こるの?」への10件のフィードバック

  1. あゆかさん、こんにちは。

    >そして、見つけたときなぜ涙が出てくるか分かりますか? それは、それが自分が真にずっと求めていたものだったのだとはっきり分かり、そしてそれは自分の中にずっとあったことが分かるからです

    あ~~~、そうだったんだ。
    自分の本質?に触れたと時、ドバドバと涙が流れることもあるのですが、なぜこんな反応が出てくるのかわかりませんでした。
    読みながら、その感覚が湧き上がってきて涙になりました。

    いつもありがとうございます。

  2. あゆかさん、新年おめでとうございます。
    コメントへのお返事を、ありがとうございました。

    とても丁寧に、理解し易く書いて下さって、本当に感謝しています。
    同時に、今回お返事を頂けたことで、自分の理解の仕方がちょっと違っていたこともわかりました。
    (ご指摘の通り『引き寄せてしまう』という恐怖心を持っていました。)

    理性で感情をコントロールしようと努力してきましたが、いわゆるお局様問題や組織の問題等が絡んで職場で10年以上孤立する辛い時期が続き、心が萎縮しきって、自分自身をすっかり見失っていました。
    心が弱りきっていた時、私としては気を許していた相手から思いがけず悪質な嫌がらせを仕掛けられ、大きなダメージを受けてしまいました。

    最近、状況が改善されて、やっと未来の自分の為に過去の自分をリハビリできたら、と思えるようになったのです。

    でも「もし癒しをする理由が、悪いことが起きることを避けるためだったり、または、今の自分はいまいちで、癒して良い自分にしたいから・・・〜〜」
    これには、思わずドキッ!

    「もう、あんな思いをしたくない‼」という自分自身の逃避意識や自己否定の感情が、大きなウエイトを占めていることは間違いないですから…
    気持ちをよく整理して、取り組まなくてはいけませんね。

    セッションを受け始めたばかりで、まだ感覚がよく掴めていないのと、どちらかと言えば『思考型人間』のせいなのか、感情がなかなか出てこないのです。

    『身体の感覚』というのはちょっと意外でしたが、意識するよう気を付けてみたいと思います。

    色々、ヒントになる言葉がたくさんありましたが、どの理解段階にいようとも、被害者意識を持たず『これまでの経験は全て意味があったのだ』というスタンスを忘れないことが大事なんですね。
    今後のセッションで、どんな風に自分の心を感じることができるように変化していくのか、待ち遠しい気持ちです。

    一年のスタートに素敵な気付きのプレゼントを頂けたこと、とても心強く励みになりました。
    また、セミナーにもぜひ参加させていただきますね。
    あゆかさんのお話が聞けるのを、楽しみにしています。

  3. あゆかさん、いつもブログを拝見しています。あゆかさんの文章はとてもわかりやすく、おもいやりや優しさにあふれていますね。いろんな気付きを与えてくださることに感謝しています!
    本も何冊が読ませていただいて、最近は自分なりに潜在意識を掘り下げるワークもしています。
    潜在意識に意識を向けることによって、今までになかった気づきや充実感を得られている毎日です。

    ですが、今日、フッとしたときに
    「私は幸せだと感じているけど、それは単なる自己満足なのでは?」と思っちゃいました。
    というのも、自分の環境に特に変化がないからです。
    お金も増えてないですし、彼氏ができたわけでもありません。
    周りに対して「幸せになっています」という証拠というか証明できるものがないのです。
    もちろん、周りからみて幸せに見えることと、本人が幸せかということは関連が無いですよね。自分が幸せなら周囲の目はたいして気にならないように思うのです。
    でも私は「何らかの幸せな証拠(今の私の場合目に見えるもの、お金、彼氏など)を周りに示せなくては、幸せになっているといえない」って感じているようです。
    ここで「じゃあ周りに幸せを証明できるよう何かしなくちゃ」とか「そんなふうに思ってたなんてまだまだダメな私」ってなるんじゃなくて「どうして私はそう感じるの?」って掘り下げればいいんですよね。
    掘っても掘っても、次々と出てくるものなんですね。思わぬモノも出てくるので、ちょっとビックリしています。

    • コメントありがとうございます!

      「どうして私はそう感じるの?」って掘り下げればいいんですよね。

      はい、そうです。でも、もしかすると単純に社会にそう刷り込まれているだけかもしれませんね。社会の大多数の人は、何かを得たとき(お金、彼氏、幸せな結婚、みんながあこがれるような家、などなど)に幸せになると刷り込まれていますので。

      ですが、好奇心のままにとりあえずいろいろと掘って見てください。気がつかなかった思いが見えてくれば来るほど、振り回されなくなって楽になっていきますよ♪

  4. あゆかさん はじめまして。

    レーリュと申します。

    昨年、初夏にあゆかさんのブログに出会える機会に恵まれ
    過去にお書きになられた記事や御本を拝読させてもらいました。

    半年が過ぎ 
    今、随分と静寂を楽しめるようになりました。
    どうにもならない状態だったのを助けていただきました。
    深く感謝をしております。

    お写真、素敵ですね。
    カフェでしょうか、、流れてくるあたたかさに包まれました。

    落ち着けるカフェであたたかい飲み物をいただきながら、内側に意識を向けたり、
    だた、在ることを味わったりする瞬間は深く安らぎます。

    これからも、楽しみにしております。どうぞよろしくお願いします。

    • とても嬉しいコメントをありがとうございます!ブログでは書けないことも多いといつも思っているのですが、それでも誰かの助けになるというのは、本当に心強く感じます。

      キャプションを付け忘れましたが、写真は友人の山村琴美さんが撮ったものです。イギリスの典型的な田舎のパブの風景です。

      これからもぜひお読み頂ければと思います♪

  5. あゆかさん、今回もまた素晴らしい投稿を有難うございます。
    今まで生きてきた人生で、傷付いた体験、裏切られた(と思っている)体験を通して、自分の性格が卑屈になっていることに気付き、悲しくなる時があります。
    朝目が覚めてベッドから起きるまでの間に、過去の悲しい出来事が蘇ることが多いのですが、「潜在意識にある過去の記憶がクリーニングされるために表面意識に蘇ってきているのだな」ととらえるようにして、ただ見る、もしくは「ありがとうございます、ごめんなさい、許し下さい、愛しています」と唱えるようにしています。
    また、「私が本当に求めるものは何?」と自分に問いかけた結果、出てきた答えは「安心感」でしたが、「安心したい」という思いも欲望であることに気付き、その欲望をも落とした時、今までにないホッとした感覚を覚えました。この感覚こそが、本当に求めていたものなんだな、と感じました。
    マインドが求めるものを落とした時、本当に欲しい感覚を得ることが出来るって、逆説的で、不思議だな、と思いました。
    シェアさせて下さって有難うございました。

  6. あゆかさん、こんにちは。
    あゆかさんの本に出会ってから もう9年近く経ちます。
    事あるごとに読み返して、自分を癒してきたつもりですが、やはり自分でも気付かぬ思い、不安、恐れはあるものですね。。
    新年早々に、元だんなさんから再婚したとのメールがあり。。自分でも驚くほど動揺しショックを受けています。
    もう離婚したのは6年以上前だし、離婚を切り出したのは私の方だし、何の未練もないと思っていたのに、、苦しくてたまりません。
    多分、今 私に恋人もおらず、寂しいなぁという思いが常々あったからでしょうね。
    10年間 私だけをずっと愛してくれた本当に優しかった彼が、もう他の人を愛しているのか。。と思うとたまらない気持ちです。
    もう何日もいろんなことが頭の中で渦巻いて、、
    でもこの湧き出てくる感情にしっかり向き合って、癒して、ちゃんと前を向いていこうと思います。
    今回の彼からの再婚の報告は、見事に、私の中でずっと気付いてもらいたがっていた感情達を呼び起こしてくれたのでしょう。
    数日前、朝起きた時、「私は神に見捨てられた!」という思いが湧いて涙が出てきました。
    そんなわけないのに、、

    今回のことはきっと神様からのギフトだと思います。
    ちょっとずつちょっとずつ、がんばります♪

  7. あゆかさん

    このたびは解説をありがとうございました。
    相手の方のご事情がわかり少し安心しました。

    なお、日常生活でこういう方とお付き合いすると、振り回されてしまい混乱し周りが疲れ切ってしまいます。
    そうならない様に、お付き合いの際の距離の持ち方や対応の仕方など、工夫できることがありますか。

    できれば、相手の問題として、境界を持てるとよいのですが、仕事などで関係を断ちがたい場合、嫌でも振り回されてしまいます。

    自己防衛のためにも、お付き合いのスキルや考え方を身に着けられればと思います。

  8. まるで自分が質問したかのようなお話でした。
    あれ久しぶりに来たら昔のコメントに反応があったのか? 私こういうこと言ってたの? あれ?
    ってなりましたわ。違かったわ。えむさんが心やすらかになられることをお祈りいたします。

    これを読んでるうち
    自分のなかで、こんな感じだと思うんだけど言語化できないくらい曖昧だったことが、一つ一つ解きほぐされていきました。

    今は単純に自分の中の感情を解放するとすっきりして日々がほがらかーに過ごせるから心と向き合うようにしていますが

    一昔前までは、解決しないとまた……っと励んでおりました。
    それでも何もしないよりずっとずっといい日々を過ごせましたけれど
    。それが原動力だと恐怖は残るんですよね。

    久しぶりにこちらのブログを読んでいたら
    いろいろ気づくことがありました。

    太陽の話とか響きました~!
    私は太陽!
    自分が見えていないだけだったんですね!

    私はもっと自分を肯定してあげて、どんなときでもナハーっと笑っていられる肝っ玉のすわった人でいられるようになりたいです。
    それが自然な自分だと感じます!

    しっかり思いだそう!

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