親の期待ってなに?

イギリスの夏は、終わってしまったのかもしれません・・・。さて、今回もコメントにお返事させていただきます。コメントありがとうございます!(コメント省略しています。)

親の期待とは何なのでしょうか?私は一人っ子で、子供の頃から母親の期待を一身に背負って、一生懸命それに答えようとして生きて来たと思います。大人になってずっと生きずらさを感じてたので、カウンセリングを受けたり、親から離れる為海外に住んでみたり、あゆかさんから教えて頂いたりしました。最近は大分生き辛さを克服して来たと思ってました。2年前に結婚し、最近一時的に主人と別々に住まなければならなくなり、実家に住まわせてもらおうと思ってましたが、両親に拒否されました。理由は、簡単に言うと大学までお金を出したのに、親の期待に答えなかった私は、自分勝手で裏切り者だという事でした。(結婚の時も言われました)

昔なら自分はダメ人間だと卑下してましたが、お陰様で今は、自慢こそ出来ませんが、親がいうほど、まして裏切ったと言われる様な人生は送ってきてないと思えます。でも、久々に、親のエゴを悪気もなく押し付けてくる事に猛烈に傷付き、自分自身を全否定された気がしてます。基本的に平和主義の私は親とも仲良くしたいのですが、何かに付け一番弱いボタンを押されまくりで、全く冷静に対応できず、いつも激怒してしまいます。私はもう親と連絡を経ち、自分の人生をおくればいいんでしょうか?どう接して行けばいいか分かりません。

まず、自分らしい強さが感じられ、良い感じにワークなさってきたと思います。さて、冒頭のご質問に短直に答えてしまえば、この方の場合の親の期待とは、親の「心の飢え」です。これは、インテグレイテッド心理学でやりました、スペシャル・リレーションシップなんです。

で、自我は、欠けている感覚がつきものというのは何度も書いてきました。そして分離感がある限り、欠如観はどうしてもつきまといます。欠如感を感じる度合いは、その人の現在の人生がうまくいっているかどうか、また、自己価値が高いかどうかなどによって違うでしょう。

人生がうまくいっておらず、自己価値が低ければ、当然分離感、欠如感も大きくなります。ただ、やっかいなことは、「欠如感」という感覚で分かりやすく感じられるわけではないんです。それよりもたとえば、

なんとなく不安→誰かに安心させてもらいたい、

なんとなくパッとしない→“~~になったら、私は幸せになれる”、

いつもうっすらと憂鬱感がある→“何かをして自分を変えたら、幸せを感じられるかも”

などなど、欠如感は、人によって違う感情、思いとなって現れてきます。

また、自分が幸せではない理由は、真の自分を忘れているからだとは、滅多に思わないため、普通は、自分がダメだから、または、周囲の人、環境がダメだから幸せじゃないのだと思い込みます。たとえば、“自分の中に慢性的な不満があるのは、子供が思うようにしてくれないからだ”など。

なので、自分や自分の人生に欠如感があるとき、無意識のレベルで“子供が私が望むような人生を送ってくれたら、私は幸せになれる、丸くなれる”という思いを抱く親がいても不思議ではありません。

つまり、親の期待とは、言い換えれば“私の人生を生きて、私を幸せにしてね”ということになります。なので、重たいし、息苦しい(生き苦しい)んです。人の幸せが自分にかかっているわけですから。

ただ、やっかいなのは、自分のニーズ(心の飢え)が満たされないとき、私たちは本気で満たしてくれない相手が悪いと思い込んでいるんです。自分が、いつになっても満たされないのは、あなたのせいだ!と思っているんですね。

ですから、親はほんとうに子供が悪いと思っていますし、子供は自分らしくいられないことへの怒りや愛されている感覚が持てない悲しみをためてしまいます。そして、インテグレイテッド心理学でもお話ししましたが、スペシャル・・ヘイト・リレーションシップ(特別に嫌いあう関係)になってしまうんです。

では、どうしたら良いのか? もちろん、究極の答えは、“真の私に目覚めること”です。とはいえ、長い間自我に慣れ親しんできた私たちにとって、分離感を癒すこと、または、目覚めることは、“はい、そうですね”という感じに簡単にできるわけでもありません。

なので、とりあえず私たちができることは、自分の欠如感を少しづつ癒していくことです。つまり、悲しみや怒りを解放していくことですね。これは、それなりに時間がかかり、忍耐が必要です。

なぜなら、これらの感情や思いは、生きてきた間に事あるごとに強化されてきているからなんです。たとえば、“やりたくないことを一生懸命やらなければいけなかった”という場合、自分らしさが出せなかった怒り、親の期待に応えたい思い、失望させた罪悪感、愛されていると感じられない不安、悲しみなどなど、いろいろな感情が絡み合って大きなお団子状態になっているんです。

また、もちろんそこにはたくさんの思いもあり、年月を重ねるごとに“あぁ言った、こんなことをした”というストーリーも増え、そうこうするうちに、子供のころは10ぐらいだった怒りが、何十年の間で90ぐらいになっていたりします。

このように、大人になったころには、ボタンが大きくなっているため、同じような出来事があると非常に反応し、傷つく度合いも怒りの度合いも大きくなっているんですね。ですので、玉ねぎの皮を一枚づつ剥いでいくように、一つ一つ感情を解放していかなければならず、それなりに時間がかかります。その間、ボタンを押されて痛むようでしたら、ある程度距離を置くというのも一つの手でしょう。

しかし、最終的には怒りをすっかり解放できたとき、うんと楽になるはずです。ただ、怒りを手放す最終段階で、 “この怒りを手放したら、またお母さんの言いなりになってしまうかもしれない”、“この怒りを手放したら、お母さんを許すことになってしまう”、“この怒りを手放したら、私の苦しみが分かってもらえないままになってしまう”などなど、抵抗の思いが出てくるケースもとても多いです。

これらの抵抗の思いに抵抗せず、抵抗しているこの部分の自分と会話をしていくことがコツです。

怒りを手放したとき、見え方はずいぶん変わり、自分は違う地平線に立ったような楽さがあるでしょう。そんな娘の変化が、もしかすると、母親の中の何かを目覚めさせてくれるかもしれません。

すべての人が幸せを望んでいますね。言い換えれば、すべての人が深いレベルで分離を癒し、全体になりたいと願っているんです。自我はそれを外に求めるという誤解を長い間してきました。

つまり、今の状態じゃない状態にする努力をずっとしてきたんですね。もちろん状況を変えようとせず、今に甘んじろという意味ではありません。そうではなく、自分が真に求めているものは、呼吸よりも近いところに「今ある」ことに気づいて行きませんか?というお誘いです♪

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親の期待ってなに?」への4件のフィードバック

  1. あゆかさん こんにちは!6期のkeeです。
    「イギリスの夏は、終わってしまったのかもしれません…。」に笑ってしましました♪
    今回の記事も、コメントされた方の思い、あゆかさんの回答、いろいろな部分でたくさんの共感や発見がありました。ありがとうございます。また、私の周りでもちょうど「親と子」をテーマにされいている方も多かったので、AROHAMのブログでもリンクを貼らせていただきました。
    癒しや解放の中で起こる「エゴの抵抗」も停滞の一つとして大きかったので、今回の記事を読み「分離」や「スペシャルリレーションシップ」「境界線」のことなど、しくみがわかるだけでも、癒しのステップとしては違うな~と思いました。

    私も含めて、一人ひとりが愛に戻る旅を楽しんでいければと思います。同じとろこに戻るその感覚も楽しみにしています。

    今年のロンドンコースもそろそろですね!みなさんにとって、すばらしい時間となりますように!
    いいな~~~^^

    それでは!
    kee

  2. 言葉を通して分かり合えるというのは、本当に素敵だーーーと文章を読んでしみじみします。
    人が生き始めてから、時を経て愛の中にうずまるまで、本当にいろいろなことが起こるものですね。
    今回のお話も私のすべてのダイジェスト版のような内容で、語られた言葉によってこんなにも、はっとさせてもらいそして私が充実していく感じを味わせてもらうことができてとても幸せであります。
    いつの日か逢いに伺います!

  3. あゆかさん
    私のコメントへのお返事本当に嬉しくて、感謝申し上げます。
    私のお返事が大変遅くなりすみませんでした。
    すぐにお返事を書きたかったのですが、どうにも考えが纏まらず、書いては消してを何度も繰り返してました。
    まず、親は自分の欠如感を子供に埋めてもらおうとしていて、子供はそれを重く感じるという構図が分かり、少しほっとしました。
    でも、最近どんどん調子が悪くなってきて、母からメールが何度も来ますが、内容は「元気か?返事をくれ。」
    返事をしないと、終いには「何でも親のせいにするな!」と言って来てます。親のことを思うと「親の期待に答えられなかった出来の悪い娘」という言葉が頭を過ぎり、完全に自己否定が勝って、返事も返したくないし、思い出したくもない状態で辛いです。
    いい感じにワークしていると言って下さったのに、今は以前と同じ場所に転がり落ちた気分です。
    ワークもどこから手を付ければ良いのか頭で整理できないです。
    いいご報告が出来ず、すみませんでした。
    唯一の救いはコレが一生続く訳ではなく、人生の中では一時であり、幻想なんだろうなと思える事です。
    また、いいご報告が出来る様少し頑張ろうと思います。
    ありがとうございました。

    • お返事ありがとうございます! 親は、良い意味でも悪い意味でも、私たちを以前の場所に戻す人たちなんです(笑)。今までのワークは無駄になっていないと思いますよ。今、自分の中の最も大きなものと向き合い、解放し、統合する段階にあるのかもしれません。

      まずは、調子が悪い感覚のなかに隠れている感情や思いに気づいてあげ、もしツールを知っていたら、フォーカシングやEFTなどでそれらの思いや感情に向き合ってみてはいかがでしょうか?

      どんなツールでも良いですが、自分のなかで抑圧されているもの、統合されていないもの(自分が嫌っている自分の部分)が癒されることが鍵かなと思います。

      最終的に、表面がどうであれ、深いレベルでは、お互い中に無条件の愛は必ずあることも、ぜひ覚えて頂ければと思います。

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