99.9%の思考はクズである

日本はゴールデンウィークの真っ最中ですね!イギリスにいるのに、なんだかのんびりしてしまいます。ロンドン周辺も、すこ~しづつ、春らしくなってきました。前回の記事に暖かいフォローのコメントをいくつか頂き、ありがとうございました!

さて、新しいセラピーを学びに行ったりすると、他のセラピストさんのセッションを拝見することも多々あります。セラピーを学ぶことが目的なので、トークセッション自体がどのようであれ問題はないのですが、クライアントさんの話を鵜呑みにしているカウンセラーさんやセラピストが多いなぁというのは、よく感じます。

例えば、こんな感じです。

クライアント:経験がある同僚が仕事を辞めたので、新しくほかの部署から移ってきた同僚がいるんですが、この仕事の経験が浅くて忙しいときにつまらないミスをしたりしするんです。それですごくイライラして、毎日ストレスを感じます。

カウンセラー:同僚を変えることは難しいですから、自分がどんなふうだったら、楽だと思いますか?

クライアント:彼女には時間が必要なんだと理解して、受け入れてあげられたら良いと思います。

カウンセラー:ではまず、イライラを解放して、彼女を受け入れるイメージをしてみましょう・・・。

もちろん、他者のセッションを勝手に再現できませんので、ストーリーを変えています。ですがポイントは、「同僚がイライラの原因」となっている点です。

つまり、自分以外の外の何かが、問題の原因だという見方でセッションが進んでいるんですね。が、私のブログの読者さんやインテグレイテッド心理学講座に参加してくださった皆さんは、真の原因はそこじゃないとお分かりでしょう。

そうです。真の原因は、同僚に投影している自分の思いですね。そういうふうにセッションが進まなかったので推測になりますが、もし、このクライアントさんに“経験ある同僚が辞めたことで、自分は何を感じていますか?”と尋ねたら、“彼なしにうまくやっていけないかもしれない”→“私一人の力では十分じゃない”などといった不安な気持ちなどがきっと見つかるでしょう。

すると、新米の同僚の姿に「ちゃんとやってくれないと私が不安だ」というテロップを流してしまうわけです。で、案の定ミスなどすると、この思いが刺激され、イライラが沸いてきます。

つまり、原因はテロップを流している映写機(自分の思考)にあり、スクリーンの映像にある(目に見える光景、同僚のミスなど)わけじゃないということです。

で、この心のしくみを無視してイライラという症状だけを扱い、同僚が原因であるという思考ベースで受け入れようとしても、かなり無理があります。

でも、不安な思いを解放してしまうと、同僚を受け入れようとしなくても良いし、または、同僚を悪く見てしまう自分を罰しなくても良いんですね。

それが現実だと多くの人が信じているため、スクリーンの出来事は真実であるという前提で行われる、カウンセリングやセラピーは非常に多いです。なので、あっ、原因は自分の潜在意識にあったのだ!と気づくだけでも、真実への大きなステップだと思います。

私たちは、目に見えているものが現実で、自分はほぼ正確に捉えていると思ってしまいがちです。ところが、私たちが見ているものは、自分のテロップで、完全に自分のテロップ(思い)のなかに生きています。

さて、プチ覚醒体験(見性体験)をしたとき、私は今まで椅子を「椅子」というレッテルを貼って見ていて、ありのままに見ていなかったことがよ~く分かりました。そこで、いつ誰に投影しているのか?ではなく、おや?ぜ~んぶ投影だった~と分かったのです。

ただ、気がついていない思い(潜在意識の思い)ほど、テロップの字は大きくなり、私たちはそれに振り回されます。例えば、“本当の私は醜い人間だ”とふか~いところで思っていると、スクリーンに大きく映し出されます。

でも、もちろん字は見えないので、「恐れ」という感情で表されます。つまり、恐れが大きくなるんです。ところが、多くの現代人は感情に意識がまったくいかないので、恐れから出てくる思いに引きづられます。「ここでどう返事をしたら、良い人と思われるだろう・・・」、「あまり自分の話しをしないようにしよう」などなど。

なので、私はクライアントさんのお話を注意深く聞きますが、それは話に聞き入っているのではなく、どんなテロップを流しているかを探るために聞いています。

で、私の仕事は、潜在意識の思いを探り、そこに付随している感情を癒し、ポジティブなテロップ(自己愛)に変えるお手伝いです。心からワクワクする仕事です。

そして、最近もっとワクワクすることが、それと非二元(目覚め、悟り)を合体させることです。テロップをポジティブなものへ変えることもとても有意義ですが、テロップそのものをはずしてしまうセッションもかなり有効です。

つまり、テロップに流れる思い自体にはなんの実体もないと経験してもらうことです。(インテグレイテッド心理学の上級でこのエクササイズをしました。)

ここで、欧米で大人気の覚者のムージー(Mooji)の言葉で、思わず笑ってしまったものをご紹介させてください。

“99.9% of the mind is rubbish..and the 0.1% is also rubbish”
(99.9%の思考はクズである。そして、残りの0.1%もやはりクズだ。)

思考の中身がクズだといっているのではなく、思考そのものは何の実体もなく、従ってそこに真実はないと言っているんですね。つまり、私が自分のテロップに「誰よりも腕の良いセラピスト(←自我が求めている像)の私」と流していようが、「まったく役に立たないセラピスト(←自我が恐れている像)の私」と流していようが、真実という観点から見れば、たいした差はないね~ということです。そのどっちでも良いし、また、真の私は、どっちでもないんです。

あぁ~楽。真の自由、そして平和。

そして、そのなんでもない私から何が生まれるのか・・・。これを純粋な創造と呼ぶのかもしれません。

99.9%の思考はクズである」への9件のフィードバック

  1. こんにちは。
    ゴールデンウィーク中は仕事ですが
    何となく浮かれてしまいます。

    さて、思考のほとんどはクズだっていう記事でしたが、私はこのブログ見るたびに、いつも、思考って見事だな~って思うんです。砂でできた繊細なお城とか、きれいなガラス細工を見てるような気持ちになる。

    純粋な創造!

    この楽しさを、わくわくを伝えたーいという気持ちが、するすると伝わってきます。精密で透明な思考を通して。

    思考があってよかったなと思うのです。

    それが人を苦しめるとしても。

    今回の記事の趣旨とは、ずれまくってると思うのですが、浮かれた気持ちで投稿してみます。

  2. こんにちは。いつもブログから新しく学んだり新しい視点にワクワクしています。

    さて、GWは実家(過疎地)で過ごしていますが、田舎独特の価値観が支配する中で家族と接していると、ついついその渦に巻き込まれて身動きが取れないような息苦しさを感じることがあります。

    この環境に生まれ育ち、幼い頃からいつかここから脱出してやると秘かに思い続けていました。

    脱出は成功し、異なる価値観が併存する世界もこの世には存在することを身を持って学び、今ではあゆかさんのブログにもたどり着いているわけですが、幼い頃に刷り込まれた価値観(から来る恐れ=その価値観が絶対的であり、そこを踏み外すと人としてまともではならなくなる)が深く自分に染み付いているなあと感じます。

    あゆかさんが発信されていることを否定するつもりは全くありませんが(でなければ今日まで読み続けない)、あゆかさんは日本から遠く離れた地で暮らしていらっしゃるから自分を保てているようなところはありませんか? いわゆるしがらみのない地にいるからこそ、自分にとっての真実を追求し続け、自由に発想してのびのびと振る舞えるような。

    私はもし実家があるこの地に住み続け、この人間関係の中で毎日を送るとしたら、今の自分にはなれていなかったかもと思います。他の方にはできるのかもしれませんが、私はそこまで強くもなければ立派でもない気がします。←これ自体が立派な字幕ですけど(笑)

    • けいさん、いつもありがとうございます♪

      私は、両親がしがらみから抜け出すために東京に移ったということもあり、お陰でわりと地方独特の価値観のようなものから自由に育てられました。(ただ、親独特の価値観にどっぷりやられましたが。笑)

      けいさんの田舎からの脱出に値する私の場合は、会社を辞めたことです。組織から自由になったことで、私らしさをのびのびと振舞えるようになったなぁと思います。私の場合、イギリスが生活の基盤になってしまったので、エゴを刺激してくる出来事は、こちらのほうがうんと多いです。(笑)日本にいるときのほうが非日常なので、ちょっと観光客みたいな気分で楽しいです♪

      なんか、古い友達とお茶話している気分で書いてしまいましたが、これからもコメントを楽しみにしております!

      • あゆかさん、お返事ありがとうございます。実家では携帯からの投稿だったので、コメントへのお礼がすぐにできませんでした。私の携帯ではコメントへの返信ができない表示になっているのです。(まったく新しいコメントとして投稿することはできますが)

        自分らしくのびのびと振る舞うためには、それを許さない(と自分が思っている)環境から物理的に離れるのも1つの手段だなぁと改めて思いました。以前はそんなの単なる自分勝手じゃない!?親を捨てるつもり!?というエゴの声が強かったのですが(私は姉妹の長女)、今はそういう選択肢もありだよねと思います。幸いにも今の日本は昔よりも価値観も生活スタイルも多様化しているので、この点では昔よりもハートの声に従って生きやすくなっていると思います。

        こちらこそ新たなブログ記事を楽しみにしています♪ ロンドン、行けたらいいな~と画策中です(笑)

  3. 書かれていることは、すでに知っている(←思い込みかもしれませんが^^)ことなのですが、説明がわかりやすくて、満足感を感じる内容です。

    >最近もっとワクワクすることが、それと非二元(目覚め、悟り)を合体させること

    確かに。

    目覚めや悟りは目指すものではないかもしれませんが、ワクワクしてしまいます。

    あゆかさんが、ブログでも書かれている

    「この世界には結局、誰もいない。」

    この感覚を感じたいと思っています。

    でも、誰もいないと感じている自分は誰?

    とまた思考に走ってしまうのですが(笑)。

    ただ、すべては完璧。この感覚はいつもあります。

  4. いつも更新を楽しみにしております!。3年前の心理学講座(初級)に参加しましたが、とても面白かったです。♪
    私は超思考型で、本当にくだらない投影・関連付けをずっとやってる感じです。あまり考え過ぎないように・・・・とまた考えてるみたいな?w

    思考がクズ・・・私の思考も(内容が)本当にしょうもなくて、変わりもしない同じことを延々と繰り返し考えて、そして気分も体感もネガティブになります。これに気づくのにも相当時間がかかりましたが。

    私達は(特に私は)クズに振り回されて生きているのですね。
    各々が自分仕様のビデオカメラで世界を覗いてるのなら、解り合えないのも当然かな~・・・・と思います。最近父を亡くし、姉や母とは険悪で一人離れて暮らしているので、そんな事をつらつら思ってしまいました。世界観が全く違う人達を理解しようと、見当違いなひとり相撲をしていた自分が情けないような・・・・・で、少し落ち込んでいます。

    それと、場所って大切ですよね!。私も最近どこかへ移住した方が良いだろうと思っていたので、コメントされてる内容も本当にタイムリーです。私も会社を辞めてからは、以前と比較して随分自分らしくなった気がします。
    それはあゆかさんのブログの力もあったからだと思います。目からウロコ的な言葉や内容に助けられたことも沢山ありました。
    これからもお世話になります。ずっと楽しみにしておりますので、あゆかさんも元気にお過ごしください。

  5. なんだかずっと心に刺さったままの出来事・人があって、つらかった。
    でもこのブログを読んで、ポンっとわかりました!
    なるほど、私もテロップを読んでいた。
    わかんなわな~
    その人のせいでも、その出来事のせいでもない。

    あぁ、心が軽くなりました
    ありがとうございます

  6. いつも楽しく拝見させていただいております!

    心配worry と 恐れ fear なくして 現実がないように思うこと自体が錯覚なのでしょうね。

  7. あゆかさん、いつも素晴らしいブログをありがとうございます。
    本もほとんど読ませて頂き、そのわかりやすさと細やかな優しさ、愛の深さに心から感謝しています。

    さて、質問です。
    私は子どもを望んでいますが、授かれません。流産を一度しています。
    夫と出会えたこと、結婚できたことに深く感謝しており、また義理の両親も大好きです。いまある幸せを噛み締めることは多々あり、子どもがいないイコール不幸だとは思いません。

    でも…どこか寂しいのです。最近妹が妊娠し、大喜びする両親を見ていると、涙が出そうになります。
    妹が妊娠してから「私は両親を喜ばせられない(能力が低い)」「私は妹と違ってくよくよしやすい。性格が悪いから妊娠できないんだ」という気持ちが吹き出してきました。
    また小さな頃から母が「子どもがいない人は奥行きがない」と口癖のように言っており、それは母の姉(独身)が社会的に大成功し人気者なことと関係あるのは薄々感付いているものの、心のどこかでその母の言葉を肯定している自分もいます。
    だっていないよりはいたほうが様々な経験が出来るし、苦労があるぶんやりがいもあるし、成長できるよね…と。

    もちろん、ただただ赤ちゃんや子どもが好きで、かわいがりたくてたまらない、というのも本音です。
    私は医療の資格があるので友達の子どもを預かったりしますが、そんなときは楽しくてたまりません。
    相性はありますが、どの子も本当にかわいいです。

    こんなにも赤ちゃんを望んでいるのに、授からないのはどうしてですか。深いところで妊娠や出産を嫌がっているのでしょうか。心身一如といいますから、メンタルの問題ですか(検査したら肉体的に問題はありませんでした)。前世で私や夫が何かしたのか…と思うことすらあります。

    いつも悩んで泣いているわけではありません。
    普段は淡々と働き、食事に気をつけ、適度な運動を楽しんでいます。夫と旅行にもいきます。
    でもいつも心に雲がかかっていて…。

    煩悩まみれの悩みで恐縮ですが、心が楽になる方法があったら教えて下さい。
    私だけでなく、不妊で悩む多くの女性やカップルのためにも、どうぞよろしくお願いします。

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