問題の裏には投影があり

前回の記事に素敵なコメントを残してくださった皆さん大変ありがとうございます!このところ忙しく、コメントにお返事できませんでしたが、とても嬉しく拝読いたしました。頂いていたいくつかのご相談やリクエストにも順番にお返事していきたいと思います。

ということで第1弾は、下記のコメントです。ありがとうございます!長かったので省略いたしました。

今2人で事業をやっているのですが、パートナー(代表)が現在のプロジェクトでクライアントや関係者の怒りを買っています。彼は思想的でクリエイティブなところが魅力なのですが、コミュニケーションが下手なところがあり、本人は気づいていないのか不適切な発言をしてしまい、相手を怒らせてしまうことがあります。今回の件は私から見ても、ちょっと問題があるように感じて指摘したのですが、立場的に彼は先輩なので、改善はしません。<省略>会社としても良くないですし、私も相手の怒りを買っているような感じがするのでとてもつらいです。この辺りを掘り下げる、ということなのでしょうが、なかなかうまくいきません。かといって今の状況ではパートナー、クライアント双方の意識や感情を変えることは、私にはできないので自分を変えるしかありません。この状況を改善してプロジェクトも会社も良くなるようにしていきたいのですが、私はこの状況をどのように捉えてどのように行動すればよいのでしょうか。

もし、この方がセッションに来ていただいた場合、最初に確認しておきたいことは、彼の態度によって具体的にどんなダメージがあるかということです。例えば、クライアントを失った、取引が中断された、利益が落ちたなどなどです。

その場合、相手の怒りを買ったことでそうなったことを、はっきり道筋を見せた話し合いが必要ですね。つまり、ポイントは相手を怒らせたということではなく、ビジネスにダメージがあるということになります。ですから、指摘や小言ではなく、カスタマーサービスという点からのビジネスミーティングになるでしょう。

このときに“あなたの不適切な発言が~~”と攻撃する形で話すと、当然相手はすぐに防衛モードに入りますし、不適切だと思っていないからそう発言する人に、何が不適切かを説明するのも大変です。なのでそっちへ行くよりも、「相手が怒った場合にどう対処するか」といった、どう改善できるかを焦点にして話すと良いかもしれません。

以上は、実践的なポイントですが、もし、具体的なビジネスへのダメージがない、または「相手を怒らせている気がするから辛い」というのは、もっと精神的な問題になりますね。長いコメントと書きましたが、情報としてはものすごく足りなので、この後は完全に推測で書いていきます。

ので、間違っているうかもしれませんが、コメントから一番感じることは、「怒り」というものが、とても悪いことだと感じていらっしゃるかもということです。または、「怒り」に敏感、もしくは「怒り」が苦手というか。怒りを買うというのが、例えば、相手をムッとさせるレベルではあれば、たいした問題ではないでしょう。

このへんは、スピリチュアル心理学の基礎で詳しくやりますが、私たちは抑圧しているものを外に投影します。「怒る、または怒らせる」ことは悪いことだ、怒りは良くないものだと思っていると、自分の怒りも当然抑圧します。

怒りを抑圧する理由は、小さいとき、自分が怒ると、余計親に怒られたとか、または両親か誰か一緒に住んでいる大人がいつも怒っていて怖かったとか、さまざまな理由が考えられます。または、エニアグラムのタイプ9は、基本的に怒りが苦手で、抑圧する傾向が高いです。

ですので、一つのヒントは、自分が怒りを抑圧しているかどうかを見ていくことでしょう。もし、しているなということであれば、「怒る自分」の存在を許し、受け入れることが第1ステップになります。“私は、怒りを持った素敵な人間です”などと言って見ても良いかもしれません。

こう書くと、そんなネガティブなことを言ってもいいのぉ!とか、受け入れて今までの怒りが爆発したらどうしよう・・とか、心配する方が必ずいらっしゃいますが、一番怖いのはぷすぷすと抑圧された怒りです。

さて、潜在意識のレベルでは、自分の中にないものは、誰かが持っていないといけません。なので、怒ることは良くないことだ、怒らないようにしようとすると、それは「私は怒っていません」「私は怒りを持っていません」と言っていることと同じですので、周囲が怒りを持つことになります。(怒りを持っているように見える)

なので、誰かが私を怒っていると感じたりするでしょうし、または、怒っている人がいると、そこがクローズアップして見え、大きな問題だと感じたりします。

さて長々と書いてきましたが、これは実際にここで何が起きているかの可能性の一つです。もう一つは、「私も相手の怒りを買っているような感じがする」というところですが、相手はなんと言って怒っている気がするでしょうか?「プロジェクトをちゃんとやっていないじゃないか!」とか、「パートナーと同じであなたも不適切なことを言う人ね、ぶん!」とか、何を言っていると感じるでしょうか? よく探ってみてください。

そして、探って出てきた相手が言っていると感じる言葉は、そのまま自分の言葉(思い)です。これも投影ですね。私たちは、普段ほぼ投影の世界に生きていて、それが現実だと思っています。

自分の投影に怯えて生きることは、それこそ自分の影に怯えて生きるようなものです。しかし、潜在意識の心のしくみなどどこでも教えてもらわないし、私たちは、自分と周囲を切り離して見ているので、周囲を変えようとしてしまいます。コメントの方は、自分を変えたほうが良いとちゃんと分かっていらっしゃるので大変グッド!です。

怒りを自分の中にしっかり統合すれば、「彼が周囲の怒りを買っている、大変だ!」という風景も、まったく違って見えてくるでしょう。そのとき、状況に合ったもっと良い方法が見えてくるかもしれません。

また、相手の怒りを和らげよう、関係を取り繕うとするよりも、目の前にいる相手に対して、自分が自分にどれだけ正直で、どれだけ相手に誠実でいられるかに意識を持っていくと良いかもしれませんね。

そういう態度で接してもらえると、人は無意識に自分は尊重されていると感じるものです。それで充分かと。

そして一番大切な問いは、「私が心の中心から望んでいることはなに?」ですね。それをベースに、プロジェクトがどうそれを実現してくれるのか? 会社はそれをどうサポートしてくれるのか?を自分に真剣に問うのはいかがでしょうか?

私たちは、往々にして目の前の状況を良くすることに気が取られがちです。今の状況を舵を取り、方向を変えたいのであれば、やっぱり羅針盤はハートですね♪

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問題の裏には投影があり」への12件のフィードバック

  1. その彼は自らの投影=鏡なんですね^^そして舵とるのは自らの内面の愛なんですね。答えは自分の内にあり。そこからが私のメッセージ。愛のあるあゆかさんのメッセージ大変参考になりました。ありがとう。

    • 今回も素敵なコメントありがとうございます!とても元気をいただいております。今後ともぜひブログをお読み続けてくださいませ♪

  2. あゆかさんありがとうございます。少ない情報にも関わらず的確にアドバイスを頂き、とても感動しています。
    また、「怒り」についての指摘も思い当たる節があります。私が感じているところでは、「怒り」を向けられると「自分が受け入れられていない」不安感にかられてとてもつらい気持ちになります。
    自分では怒りを抑圧しているつもりはなく、どちらかというと激しく怒りを表に出すこともあります。
    このあたりが鍵だと長らく思っていて、セラピストさんのところに行ったこともあるのですが、相性が悪かったのか、不完全燃焼のまま終わってしまい、何度もお願いすることも金額的に難しかったので、今に至っています。

    あゆかさんのアドバイスを何度も読み返して少しずつ向き合えるようになるとよいかと思います。

    • こんにちは!少しお役に立てたようで嬉しく思います。

      >「怒り」を向けられると「自分が受け入れられていない」不安感にかられてとてもつらい気持ちになります。

      いつ頃からそう感じているのか?探ってみると、原因となった出来事か状況が少し見えてくるかもしれませんね。

      >自分では怒りを抑圧しているつもりはなく、どちらかというと激しく怒りを表に出すこともあります。

      怒りを抑圧するといっても、怒らないという意味ではないんです。激しく怒るということも十分あり得ます。また、抑圧は無意識にするので、自分が気がついていることもほとんどないんです。

      普段、腹がたったときに自分が瞬時にどうしているかをよく観察してみても良いかもしれません。とはいえ、少ない情報なのでまったく間違っているかもしれませんので、ぴんと来なかったら忘れてくださって良いですよ~。

      これからもぜひブログを読み続けてくださいね♪

      • ありがとうございます。「いつ頃から〜」というのは考えたことがありませんでした。あれかも、という経験があります。
        やはり、あゆかさんの問いはとても本質的で、自分のもやもやしていたものが晴れそうな気がします。
        自分で自分を見つめるときに問いがうまく立てられず(見つめるポイント)、結局ぐるぐるしてしまうことが多いです。
        一人でワークをするのも難しい気がするので、タイミングが合えば是非あゆかさんのセミナーに参加させていただきたいです。また、ブログも引き続き拝見します!ありがとうございました。

  3. はじめまして。
    いつも楽しみにブログを拝読させていただいています。

    今日はコメントを残させてください。
    このところ、自分=他人。
    世界は自分の投影ということを”知識”として分かってきました。

    しかし”知識”でしかなく、その原理は分かったのですが、
    それを受け容れて、統合する。
    統合するというのも、もともとが統合されているものであるがために、
    分離しそうになっているものが、
    繰り返し現実に現れているのだろうな。。とも思うのですが、
    どうしても、「受け容れる」という感じがつかめずに居ます。

    愛する。受け容れる。それが在ると思う。
    ただ、感じればいいだけなのか。
    それだけでいいのだろうか。。と、やはり「考えて」しまう自分が居ます。

    頭で考えるのではなくて、ただ感じたいと思うのですが、
    なかなかできない私です。

    ただ「そういう自分もいるんだ」と認識するだけで良いものなのでしょうか。

    と、あつかましくも突然の質問申し訳ありません))

    これからも、ブログ楽ししています^^
    宜しくお願いします。

    • こんにちは!

      何度かコメントを読ませていただきましたが、いまひとつ主旨がつかめませんでした。セミナーで質問してくださることができるといいですね。

  4. こんにちは。
    ブログをいつも楽しみにしています。
    最近、出来事への認識が変わって来たのかな。私が変化しているのかなと思うことがあります。
    それは、すごく憧れている大好きな先輩がいるのです。その人のことが好きで、何とか近づきたいと思って悶々とする日々していました。ちょっとした女の人の陰が見えるだけで「キー」っとなったり詮索したいような気持ちになっていました。しかし、最近はそんなことも少なく、先輩への憧れが緩んできた。本当に恋愛として好きなのか、ちょっと疑問に感じるくらい。あゆかさんの論でいうなら、投影が取れてきたことなのでしょうか?
    もう1つあります。私は画家を目指していて、あるコンペに応募しました。自分のなかでは最高傑作です。なのに、大賞まであと一歩のところで逃してしまいました。これに受賞すれば脚光を浴びて、大きく飛躍するチャンスだったので、しばらくは食事も取れないくらいに落ち込みました。でも、今日くらいから、「賞を逃す」この経験も、良い悪いではなくて、貴重な経験だったのかなと感じるようになりました。自分の思うようになること(賞を取ることや、先輩と相思相愛になること)にこだわっ、思うようにならない自分は、不幸で才能がなくて価値が無いみたいな風に思っていました。でも、そこから日が経つと、「最悪でもないかも知れない。愛する人がいるって幸せだし。気が向いたら、また来年もチャンスはあるし。チャンスに乗らないで、別なテイストの絵にトライしてもいいし」とか、色々と感じるようになりました。これも投影と関係あるのですか?
    そして、人生って不思議です。皆、目標とかやりたい事とか、何とか言ってみたり頑張っているけれど。そんなこと計画しても目標立てても、そうでなくても、気ままに我がままに蛇行しまくりで生きても、そう変わらないのかなと思ったりしています。そう思うと人生って不思議。こんな私の考えは、何かおかしいでしょうか(笑)?

    • いいえ~、とっても良いですよ。真の私の観点からすれば、良い意味でほんとうにどちらでもいいです。自由に生きましょう♪

  5. あゆかさんこんにちは!
    今回の記事もとても腑に落ち、私は一皮むけたような感じです!

    今回の記事では、自分は持っていないものは他人が持っているととても反応してしまう・・
    というので「怒り」についてでしたが、
    「悪口をいう」というのは、どうなりますか?

    わたしは、街中で悪口陰口を好きそうな人(高校生や若者)グループが近くにいると
    悪口言われそう・笑われそうと感じ、
    とても恐れが出てしまいます・・・

    私は普段から悪口は言わないのですが、悪口をいうのを自分に許せばいいのでしょうか
    それとも、自己愛の問題でしょうか(自分で後ろめたい・自己イメージが低いせい・被害妄想)

    すみませんが教えていただけたら幸いです・・

    • こんにちは!コメントをありがとうございます。

      お教えしたいのですが、やはり情報が足りません。2,3回質問の往復をしないと、ちょっと見えてきません。が、とりあえず、彼らがどんな悪口を言ってくると自分の中でイメージしているのか? その言葉は自分の中にある思いか? または、その言葉は自分にとってどんな意味があるか?を探って見てください。

      • 返信頂きましてありがとうございます!
        そうですか、やはりもっと情報がいるのですね。  
        くださったコメントをヒントに自分で探ってみます!ありがとうございました!

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